十四話:サードコンタクト
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上げ狙撃手が居ると思われる方角を睨みつける。
この世界に遮蔽物は無い。狙撃手にとっては狙いやすいと同時に見つかりやすいという空間だ。
魔法で隠れない限りは簡単に見つかる。
シグナムの咆哮に、事態に気づいたなのはとヴィータも何事かと目を向ける中、その男は静かに姿を現す。
(やれやれ、折角助けたというのにその言い方は無いだろう、シグナム)
届いてきた念話の声にシグナムは事情を理解し、目を見開く。
ヴィータの方は事情が把握できずに信じられないという顔のまま固まる。
しかし、男はそんな様子など気にすることなくヨレヨレの黒いコートをはためかせる。
「フェイトちゃんをあの人が…っ!」
なのはの方は今回の事件の鍵だと言われていた人物の登場に声を上げる。
そして司令部でその様子を見ていたエイミィも驚きの声を上げる。
浅黒い肌に白髪、さらに黒づく目の服装。間違いなくその人物は―――
「闇の書の主!」
その言葉に男は口の端を僅かに吊り上げるのだった。
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