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廃水
8部分:第八章
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深くあった。
「何とかな。それでどうするかだが」
「まず相手は廃水です」
 学者がまたこのことを一同に告げる。
「意志があり動くようですが」
「だからまずいんですよね」
「しかも人を襲って喰うし」
「ですが知能はないようです」
 学者はこのことを見抜いていた。
「言うならアメーバと同じです。知能はありません」
「ないんですか?」
「じゃあ本能だけですか」
「知能があればああした形にはなりません」
 こう一同に話すのだった。己の考えているところを。

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