第三十五話 小栗大尉!弱虫ペダルは面白い!!その十六
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大阪府、和歌山県、三重県、奈良県、京都府、滋賀県と入ってだ。
そして舞鶴に来た、四人はここまでずっと横一列だった。
「途中一気にはしょったな」
「本当に勝負のことはあまり書かない作品だな」
「勝負よりもネタか」
「そっちを優先させる作品なんだな」
二人は自転車を動かしつつ話す。
「この舞鶴から兵庫の日本海側に入って」
「山越えて八条町に戻るんだな」
「よし、それじゃあな」
「ゴールまではこのままいって」
「ゴール間際で」
「やるか」
二人の目が一気に光った、そして。
お互いにだ、顔を見合わせて話した。
「やるか」
「いつも通りな」
「ここまで仕掛けたトラップは全部潰されたが」
「俺達は健在だ」
彼等自身はというのだ。
「それならな」
「やってやるか」
「ああ、ゴール間際で」
「仕掛けてやるぜ」
監視役の警視正を見つつの言葉だ、車の上から状態を出して今も二人に対してミサイルランチャーを向けている。
「あのターミネーターそのまんまのおっさんが警戒してるけれどな」
「コマンダーとかレッドブルでもいいな」
「コナンでもいいだと」
「トータル=リコールでもな」
どれもシュワちゃんである。家庭安全。
「ったくよ、スタちゃんでもいいけれどな」
「どっちにしても声優さん玄田さんだしな」
「とにかくあのおっさんが狙ってるからな」
「ちょっと変なことに気付いたら撃って来るな」
「確実にな」
「既に指はトリガーにあるぜ」
射撃一秒前である。
「本気だな、ありゃ」
「ああ、マジで容赦するつもりはないな」
目もターミネーターそのものだ。
二人はこのことを実感してだ、それで言うのだった。
「避けるか」
「そうするか」
「ここは用心してな」
「命賭けて仕掛けるか」
いつもの『切り札』をというのだ。
そうした話をしつつだった、舞鶴から兵庫に戻った、そして兵庫県の日本海側と通り山も越えてであった。
八条町に近付いた、しかし。
二人の横にだ、頭が牛の女の人と四つん這いになっているお婆さんが出て来て言って来た。
「負けなさいジャスティスカイザー!」
「こけるのじゃ!」
「日帝衆の人達に何かしたら許さないわよ!」
「わし等が成敗してやる!」
「おい、牛女さんと四つん婆さんじゃねえか!」
「マジでいたのかよ!」
神戸にるという妖怪達だ、この作品では実在しているのだ。
「しかも俺達を応援せずにか」
「日帝衆を応援か」
「そうよ、負けなさい!」
「さっさと!」
こう返す神戸の名物妖怪達だった、だが。
遂にゴールが見えて来た、ここでだった。
二人は自転車に乗りながらワムウ様のポーズを取った、よい子の皆は危険なので真似しない様にしてもらいたい。
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