7部分:第七章
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あ、間違いない」
工場長は覗きながら学者の言葉に対して応える。二人は同じようにして覗いていた。
「あの赤い水だ」
「ですね。あの水です」
学者もまたそれに応えて述べる。
「あの水ですよ、あれは」
「どうしてあんなものが出て来るんだ?」
工場長はあらためてこのことを呟かずにはいられなかった。
「やはり。あれは」
「ええ、かも知れませんね」
ここで二人の言葉は完全に合わさっていた。
「これはね。あれですね」
「まさか本当にそうだったとは」
「私も信じられません」
むしろ学者の方が驚いていた。そんな言葉だった。
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