8.ゲームは1日1時間。エッチは大人になってから。世の決まり事です。
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<アルカパ>
ビアンカSIDE
やっぱりリュカは、怒ると怖いなぁー…
さっきも何も喋らず睨んでたし…
昨日も私がソースまみれになったのを見て、すごく怒ってくれてた。
優しいからこそ、怒ると怖いのよ。
そんな優しいリュカの事が、私は大好き。
でも、今日サンタローズに帰っちゃうのよね…
寂しくなるなぁ…いっそアルカパに住めばいいのに!
せめてリュカだけでも…
そんな訳いかないわよね。
リュカを見ると、嬉しそうに猫さんを撫でてる。
猫さんも嬉しそう。
リュカに良く懐いてる。
あ!そうだわ!
何時までも『猫さん』じゃ可哀想だから名前を付けてあげないと。
ビアンカSIDE END
<アルカパ>
「ねぇ、リュカ!」
「ん?なぁに?」
「猫さんに名前を付けてあげなきゃ!」
あぁ、そうか。名前付けなきゃいけないのか…
以前付き合っていた彼女の飼い猫は『ゴンベイ』だった。センス悪!
「私が幾つか考えてあげるから、リュカが決めて」
「うん」
「じゃぁ、ゲレゲレ、ボロンゴ、プックル、チロル」
「………」
「さぁ、どれにする?」
え!その四択?
他の選択肢は?
『ゲレゲレ』ってセンス悪っ!
それもう名前じゃ無いからね!なんか汚い物を表す擬音だから!
『ボロンゴ』ってのもひでーな!
そのうち「うちのカミさんが」とか言って殺人事件解決しだすよ。
「ねぇ!どれにするの!」
怒られた!!
「えっと、あの…じゃ、じゃぁプックル?」
「じゃぁ、あなたは今日からプックルちゃんよ!よろしくね」
「ふにゃ〜」
正直どっちもどっちだが、その時触っていた肉球がプックりしてたから、プックルと言ってしまった。
まぁ、本人(本猫?)が嫌がってないからいいか。
ちなみに、プックルは俺が飼う事になった。
ビアンカの家は客商売をしているから、飼えないんだよね。
父さんにお願いしてみよ。
ダメって言われたらどうしよう。
フレアさんに泣き付いてみますか。
<アルカパ−ダンカンの宿屋>
部屋へ戻ると、父さんがまだ寝ている。
おいおい!ちょっと寝すぎだぞ!
「お父さん、朝だよ!サンタローズへ帰らないとサンチョが心配するよ!」
そう言い父さんを揺する。
熱っ!!
ちょ、何!?すごい熱なんですけど!
どうやら、ダンカンさんの風邪をうつされた様だ。
俺は、アマンダさんに事を告げると、その場で延泊する事が決定された。
父さんは2日後には全快したのだが、その2日間は楽しいものだった。
ビアンカ・プックルと一緒に遊び回ったり、食事の準備をするアマンダさんを手伝ったり、教会に保管されてある、魔法に関する書物を読み漁ったり。
まぁ、俺が本を読んでいる時は、ビアンカはつまらなそ
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