8.ゲームは1日1時間。エッチは大人になってから。世の決まり事です。
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
た。
「僕、ビアンカのリボンもいいけど、ビアンカが穿いているパンツが欲しいな」
さすがに固まっている。
当たり前だ!いきなり『パンツ寄こせ!』って言われればドン引きだ。
「ビアンカと一緒に寝たら、すごくいい匂いがしたんだ。だからビアンカの匂いが残るパンツが欲しいんだ」
残り香があるパンツくれって、どんだけ変態さんだ!
『何、変な事言ってんの!エッチ、馬鹿、変態』ってな事言ってくれると、『笑顔がステキ』って台詞が際だつよね。
が、現実は俺の予想と違った。
俺の目の前でパンツを脱ぐビアンカ。(その際タテスジが見えてしまいました。)
俺の手にパンツを握らせ、恥ずかしそうに呟く。
「これ私だと思って大事にしてね。無くしちゃダメよ」
今までのアニマルプリントとは違い、純白の小さい布地が俺の手の中で、温もりを放っている。
えぇ〜、この世界の女って、みんなこうなの?
フローラが頭のネジ緩いんじゃなくて、みんなこうなの?
えぇ〜!?
<アルカパ−ダンカンの宿屋前>
ビアンカSIDE
ちょっとスースーして恥ずかしいな。
リュカとパパスおじさまのお見送りには、お父さんとお母さん以外に、出入り口を番する兵隊さんも来ていた。
何故か悪ガキ二人組も来ている。
小声で『早く帰れ』とか『もう来るな』とか言っている。
頭にくるわねぇ!
パパスおじさまもみんなとの話が終わり、リュカを誘い町の出口へ歩き出す。
リュカも私の方を見て、手を振り別れを告げる。
私は、堪らなくなりリュカの元へ走り寄り、
「リュカ、また一緒に冒険しましょうね。きっとよ!」
本当は、もっと違う事を言いたかったけど、みんながいる前では恥ずかしくて言えなかった。
でも、そのかわり私はリュカにキスをした。
リュカの唇は柔らかかった。
リュカのキョトンとした顔が可愛かったが、またすぐにいつもの笑顔に戻ると、
「またね」
って、優しく微笑んでくれた。
…絶対約束だよ…
ビアンカSIDE END
<アルカパ〜サンタローズ街道>
「リュカよ。どうやらビアンカに、相当好かれた様だな」
父さんはニヤケながら、俺をからかう様に言う。
まさか、あの場でキスしてくるとは、思わなかった。
しかも、口に。
頬にとかじゃないからね!
俺もビアンカの事を好きになってきてる。
もっと、一緒にいたいと思ってる。
「リュカよ。レヌール城のお化けを、退治した事。話は聞いたぞ」
父さんは真面目な口調で切りだした。
「その歳で大した物だ」
父さんは褒めてくれた。
「しかし、ビアンカちゃんを危険に晒したのも事実!慢心していると、いつか取り返しのつかないことになるぞ」
その通りだ!
ビアンカが無事だったのは、偶然でしかない。
危険な
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ