11部分:第十一章
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違えるなってことですね」
「リフトをあげるタイミングを」
「早過ぎては向こうが気付く」
その廃水のことだ。
「知能はないが感覚はあるからな」
「その通りです。感覚は間違いなくあります」
学者もここで言う。
「感覚はです。ですから」
「気付く」
その通りだった。
「気付かれたら終わりだ。だからだ」
「そうです。だからこそです」
学者もリフトのスイッチの側にいる彼等に告げた。
「タイミングは間違えないで下さい。いいですね」
「わかりました」
「それじゃあタイミングだけは」
彼等もまた固唾を飲んでいた。そうしてそのうえで身構えていた。そのタイミングが来ても何時でも動けるように。そして間違えないように。
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