7.老人を労ろう。幼子を労ろう。両者が対峙した時はどっちを労る?
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!!」
あ゙?…料理?
「ごちゃごちゃ言ってねぇーで、さっさと取りかかれ!」
ガイコツ共にボコられ、ベソをかきながら俺たちに、塩・こしょう・その他調味料を振りかける。
「ちょ、やめて!ハックシュン!」
「いやー!!お塩が目に入ったー!!」
俺とビアンカは何だか判らない状態になっていた。
「よーし!ここで仕上げに、俺たち特製のソースをぶっかけろ!」
「「「「おお!!」」」」
ハッキリ言おう。
俺は綺麗好きだ!
そりゃぁ、旅をし洞窟・廃屋を探検し、戦闘で地べたを転げたり、泥沼の中に入ったりするのは仕方がない。我慢できる。
しかし……だからこそ、こんな意味のない、しかも生臭いソースなんかで汚されるのが、我慢できない!!
「よーし、食いまくるぞー!」
「バギマ!!」
油断しまくりで近づいてきたガイコツに向けて、俺はバギマを唱えた。
怒りで加減が出来ず、ガイコツ共だけでなく壺・皿・鍋等、あらゆる物を巻き込み台所をカオスにした。
振り返ると、へたり込み目を擦るビアンカに躙り寄るガイコツ共が、まだ4体いたのでバギマを唱えようと手を翳す。
いや、いかん!ビアンカを巻き込む。
慌てて剣を抜き放ち、ガイコツ共に飛びかかる。
1体、2体、3体、4体!
ほぼ瞬殺!ガイコツ共を蹴散らし、ビアンカに駆け寄る。
腰の袋からきれいなハンカチを取り出し、ビアンカの顔に付いた生臭いソースを優しく拭き取る。
やっと目を開ける事が出来る様になったビアンカは俺の顔を見ると、自分のポーチからハンカチを取り出し、俺の顔を優しく拭いてくれた。
このシーンだけ見ると微笑ましいのだが、ともかく生臭い。
また怒りが沸々と沸いてきた俺は、俺の顔を拭くのを遮り、ハンカチを持ったビアンカの手を握り、あのクソ爺の元へ駆け上がった!
ビアンカの『メラ』でたいまつに火を灯し、玉座の間を見渡す。
俺は勢い良く玉座の間の扉を蹴破り、室内を隈無く見渡す………が、居ない。
あのクソ爺、何処行きやがった!
背後のテラスで気配を感じた俺は、テラスへのドアを蹴破りテラスへ躍り出る。
そこにはヤツがいた!
「なんと!!ガイコツ共はお前達を食い損ねたか!?ならばワシが食って…うげ!!」
ヤツの台詞を聞きもせず、俺はたいまつを下段の構えからヤツの股間に振り上げた!
振り上げた勢いで、炎こそ消えたがたいまつの先は、まだ高温だ。
『ジュッ』とゆう音と共にヤツの股間から焦げ臭い臭いがする。
「こ、ここは…反則…じゃろ!?」
そう言うと、その場にうずくまり身悶える。
怒りの収まらない俺は、うずくまるヤツをたいまつでボコ殴りにする!
「ちょ!やめて!!老人を労って!!」
「やかましい!幼児虐待しておいて舐めた事言うな!!」
「ちょっと!リュカ!やりす
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