終末、そして…
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承太郎「DIO…」
幾多の戦いを越え、DIOのもとにたどり着いた。
多くの犠牲を出しながら。
その旅もようやく終末をむかえようとしていた。
勝ったのだ、戦いに。
終わるのだ、この旅が。
朝陽にさらされるDIOの身体。
こんなにも簡単に、呆気なく灰になってゆく。
これが永遠の命を望み、100年を生きた男の最期。
なんと儚いのだろう、
死ぬ間際、奴は一体何を考えたのだろうか、
未練、憎悪、はたまた後悔か。
SPW財団「DIOの遺体はすべて灰となりました。そのうちの一部はサンプルとして保管してあります。」
ジョセフ「うむ、くれぐれも厳重に頼む。奴が蘇る可能性はゼロではないのじゃからな。」
承太郎たちを乗せた車の中でそんな会話が聞こえる。
ポルナレフは別の車で治療中だ。命に別状はないらしい。
だが、花京院は、アブドゥルは、イギーは。
この旅で失ったモノはとても大きい、
DIOを倒すという目的を遂げ確かに感じる。
目的を同じくした仲間をなくし、胸にはぽっかりと穴が開いたようだ。
50日。
時間としては非常に短いのだろう。
しかし命をかけて戦ってきた。
何度も死にかけ、何度も助けられた。
誇れる仲間だった。確かな絆がそこにはあった。
ジョセフ「承太郎、日本に帰ろう。ホリィの容態も安定したと連絡があった。この旅は…終わったのじゃ。」
承太郎「あぁ…」
それでも前を向いて歩いて行こうと思った。
あいつらに恥ずかしくないように生きようと。
To Be Continued
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