035話
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『ガァ〜ガガガガガ!!良い風だ!狩猟で遊ぶには丁度良い鳥だ!!』
「ぐっ!!」
余りにも巨大すぎる故に戦場であったキノコは崩壊し地面に直接足を降ろしカルナのガーディアン"ガルーダ"と戦闘するファヴニール、否彼にとって戦闘にさえならないのかもしれない。ワザとガルダーが起こす暴風をその身で受けて無力を感じさせてから圧倒的な力で相手を殺さぬように蹂躙する。
「凄まじい力だ。俺のガルーダはそこらのガーディアンなど圧倒すると言うのに、魔力と精神力の消費も激しいようだなジークフリード」
「ま、あな!!さっさと片付けろ!!」
『ちっもう少し楽しませろよ!』
悪態をつきながらも遊びを辞めるファヴニール、彼自身も契約者と協力者の魔力と精神力でこの世界に限界出来ていると言う事は承知しておりそれが供給され、された分の仕事はすると決めている。悪竜と名高い竜だが義理堅い性格でもある。今まで掠り当てで済ませていたガルーダへの攻撃を取りやめ一気に拳を振り抜いた。
『ッッッ!!!!』
『はっはぁ!もう壊れたか!!』
ガルーダ。飛行可能なガーディアンの中でもその飛行速度は頂点に位置するほどの速度を誇るがファヴニールにとっては鈍間な蝶が飛んでいるかのように感じられ容易く捉えられ砕け散った。
『クカカカカカ!!!そうだ蝶のように舞い、蜂のようにもがき死ね!』
「末恐ろしい力だ。だが俺はそれを打倒しなければならない」
砕け散ったガルーダのアクセサリーを見ながら髪で隠れた右目を手で覆いながらファヴニールを見る。余りにも巨大且つ邪悪な竜、禍々しくも美しく醜い竜は高らかに勝利の咆哮を挙げている。だが自分はそれを打倒する。例え―――悪の女王の手駒という身分であったとしても。
「―――武具など不要。真の英雄は目で殺す」
「っ!ファヴニール!!」
『俺に命令するな、腐れ騎士が!!』
目に集中していく魔力を感じ取ったジークは守護者に声を飛ばすが苛立った声で反応した竜は自らに深々と突き刺さっていた巨大な大剣を引き抜いた。
「梵天よ、地を覆え!!」
『おらぁああ!!!』
ッ刹那、髪で覆われていた右目が赤く輝き凄まじい魔力を伴った光線となってジークへと襲い掛かった。それを竜の体から引き抜かれた大剣が防ぐが切り裂かれた魔力は四散しそこら中へと散らばり大爆発を起こしていく。まともに受けていれば命など簡単に消し飛んでいただろう。
「上手く凌いだか」
『………目から怪光線かよ』
「否あれは奴の眼力が視覚したものだな」
『どんだけ強力なんだよ………』
流石のファヴニールもカルナの梵天よ、地を覆えの火力と言うよりもその正体にドン引
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