3部分:第三章
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た。
「毎日ですよ」
「異様なものだな」
「何度も言いますが電車の中にいるのは俺だけですよ」
「確かめたんだな」
「何なら全部の車両を見回りますか?」
浩成に顔を向けての言葉だ。
「それですぐにわかりますよ」
「ああ、そうしよう」
浩成も強い顔で応える。
「さもないとこちらも納得できない」
「じゃあ」
まずは隆之が立った。続いて浩成がだ。そのうえで二人で向かいだ。全ての車両を見回した。それも端から端までだ。しかしいるのはやはり二人だけだった。あの老婆も学生も子供も誰もいなかった。二人だけであった。
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