いざ異世界へ!
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るなど、王としてあってはならん異例なこと。
だが、おぬしの言い分はもっともじゃ。
だから必ず無事に戻って参れ」
「はい」
「それではワシはおいとましよう」
そう言うと王様はいそいそと裏口通路から去っていった。
「ケント君。頑張って、無事に帰ってきてね」
「ありがとう。でも、先輩だろうが何だろうが必ず追い越してやるからそのつもりでいろよな」
「あはは!うん!楽しみにしてるよ!」
さーて、旅の扉へと向かいますかね。
で、来たわけだが。
「旅の扉が一つしかない件」
知識的には間違いないはず。
入り口から向かって左の階段を降り、そのすぐの扉を開けば真っ正面に旅の扉があった。
ここへ来る前には他に通路はなかったし、ここで間違いないはずなんだけど…。
「あ、新しいモンスターマスターですか?
私はここの管理を勤めています、トビーラと申します。
王様から承っております。先ずは旅の門出と言うことで、『旅立ち』を起源とした行き先を指定させてもらいます」
……ああ。そう言うことか。
要は旅の扉は一つだけど、この管理人さんが行き先を指定できるわけだ。
しかしトビーラとは…安易な名前だな。
「よろしくお願いします」
「では、この中へ飛び込んでください。
帰ってくる際は精霊、わたぼうが導きますので、ご心配には及びませんので」
「わかりました。では、行ってきます」
俺は「また穴か…」と呟きながら、光の渦巻く穴へと身を投げ入れるのだった。
そして帰ってきたとき、物語の+を思わせる大事になっているとは思いもよらなかった。
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