いきなりの勝負
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用の鎧を纏ったエルザも体が痺れ、動けなくなった。
「雷竜の…」
「そこまで!」
「!」
シュレがエルザに攻撃をしようとしたが、マスターが止めた。
「この勝負…シュレの勝ち!」
「ふぅ」
マスターが発した言葉と同時にシュレは安堵のため息を漏らした。
『ウオオォォォオ!スッゲー!』
「あのエルザを倒しちまったぁ!」
ギルドのみんなはシュレを褒め称えた。
「ナツ、シュレ。よう頑張った。今日はギルドで宴じゃぁ!」
『ウオオォォォオ!』
本日2回目の宴にナツとシュレは戸惑ったが、すぐにギルドへ向かった。
ーギルドー
「ナツもシュレもつえぇなぁ。」
「だよな〜。あのエルザをほぼ無傷で倒しちまうんだからよ。」
「俺らも一丁やるか?」
「やってやろうじゃねぇか。」
こちらではマカオとワカバが勝負をしようとしていた。
「シュレ、お前は本当に強いな。」
「そうか?エルザも十分強いと思うぞ。」
「そんなことはない。それより、シュレが持っているその剣はなんなんだ?」
お互いに誉めあっていたエルザとシュレ。エルザは疑問に思ったのか、シュレが背負っている剣を指差して聞いた。すると同じ事を思っていたのか、ギルドにいた全員が注目した。
「これか…。これは俺の親、ラクスマーニが去る前の日に渡してくれたものだ。」
「!」
シュレはどこか寂しそうな顔をして説明した。これにはエルザも狼狽え、あーやらぅーやら言っている。
「?どうしたんだ?」
「い、いや。何でもない。」
「そうか?」
エルザが狼狽えていたことにシュレは気付かなかった。と、そこへマスターがやって来た。
「ナツ、シュレ。お主らは家は決まったのか?」
「いや、決めていない。」
「俺も。」
マスターの問いにシュレが答えるとナツも同意した。
するとマスターは
「では今日は二人共ギルドに泊まりなさい。明日見つけるといい。」
「ああ、そうさせてもらう。」
「あんがとな、じっちゃん!」
そんなこんなでナツとシュレのギルド一日目が無事に終わった。
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