6.吊り橋効果は有効だ。だからこそ誠心誠意紳士的な態度で取り組もう。
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通り動きコンビプレーを炸裂させる!
「ふん!私にかかればたいしたこと無いわね!」
「…」
つっこみません!えぇ、つっこみませんよ!
自信を持つ事は、いい事だ。つっこみませんよ!
・
・
・
…お前、さっきまでものごっつビビッてたじゃん!!
<レヌール城・外>
ビアンカSIDE
「♪やっ〜てきましたぁ〜レヌ〜ルじょ〜う、お化けい〜っぱいレヌ〜ルじょ〜う♪」
リュカが私に気を使って、変な歌を歌ってくれたから、なんとかここまで来る事が出来たけど、不気味にそびえ立っているレヌール城はやっぱり怖い…
(ガチャガチャ!!)
リュカが正面玄関のドアを開けようと、乱暴にドアを揺すってる。
「開かね!」
え!?開かないの?
それじゃ、中に入れない…お化けも退治出来ないし、猫さんも助ける事が出来ないわ!
「リュカどうす…る?!!」
私は事態の頓挫に頭を悩ませていると、リュカが居なくなっている!
私一人になってる…ヤダ…ウソ…どこいったのリュカ?
「リュカー!!!!」
私は大声でリュカを呼ぶ!
今にも泣き出しそうな声で!
「な〜に〜ビアンカー?」
え!?
リュカは城を回り込んだ奥の方から顔を出し、いつもの様に緊張感が無い声で私に話しかけてきた。
「こっちにハシゴがあって、そこから中に入れそうだよー!」
「もう!勝手に動き回らないでよ!一人で行動したら、危ないでしょ!」
「えへへ。ごめーん!」
そう言うと、私の手を引きハシゴの所まで誘った。
ビアンカSIDE END
<レヌール城・外>
正面玄関が開かない事につい苛立ってしまい、ビアンカの事忘れて歩き回ってしまった。
泣きそうな声だったなぁ…可哀想な事した。
「あら、本当!ここから上がれば中に入れそうね」
俺の手をしっかり握りながら、ビアンカはハシゴを見上げている。
「レディー・ファーストよ!私が先に登るからリュカはハシゴを押さえておいて」
少しガタ付くハシゴをガタガタさせながらビアンカが指示をする。
はぁ〜…戦闘以外は好きな様にさせるか…
「じゃぁ、しっかり押さえておくのよ!」
「うん!大丈夫だよ。」
そう言うと、ビアンカは一段一段ハシゴを登っていく。
俺の頭上1メートルほど登った所で、俺はある事に気付いた。
そして、いらぬ一言を発してしまった。
「あ!今日は猫さんのパンツだ」
「え!!きゃー、エッチ!!」
ビアンカは慌てて両手でスカートを押さえる。
しかし、ハシゴを登っている最中に、両手でスカートを押さえると落下する。
気付いてハシゴを掴もうとしても、もう遅い。
見上げていた俺の顔に、猫さんが近づいてくる。
そして、猫さんと口吻を交わすと、そのままの勢いで後ろに押し倒される。
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