修学旅行はパンデモニウム
夜での共同作戦会議
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るんじゃないぞ?逆に死んでしまうが、修学旅行は帰るまでが修学旅行となっている。京都は俺達が死守するが、いいよな?」
『はい!』
全員が返事して作戦会議が終了となり、戦う準備を終えて旅館前に用意された車に乗り込むヴァーリチームと愛紗達だった。シトリー眷属はホテルに行く前に、匙を応援の為かオフェンス組が行くまで旅館で待機となった。
俺も運転席にいたが、ここで華琳から聞かれたのは本来の歴史にある三国志について。相手が曹操の子孫なのか、正史での曹操はどんな奴だったのか今更だが聞いてきた華琳。華琳も曹操本人だけど、正史のような曹操ではないからな。
「うーん。正史での曹操は、虐殺などの悪行を行っていたが当時としては画期的な政治をやったとされている。ここにいる華琳と共通しているのは、人材発掘かな?」
「確かにそうよね。私は才能がある者には人材が豊富な国になっていたけど、虐殺をする程では無かったわよ?」
「私達が知る華琳と歴史通りの曹操か。確かに今聞かれると違いますよねご主人様」
「ま、私も本来なら華琳の部下が勝手に放った毒矢に倒れる私だけど、ルートが違ったからこうやって生きていられる訳よ」
「だが先祖と違う点は人間を中心に人材拉致させて集めているそうだ。人材はあくまで人間だが、目的の為ならそいつらを洗脳してまで使いテロに投入する駒としか見ていないだろう。禁手使いの増加と『魔獣創造』の為にやった一連のテロは、やり方自体が厄介というかえげつない方法でやっている」
今回の相手は人間相手ではあるが、テロリストに変わりはない。人間は寿命があるが、ここにいる悪魔は寿命が豊富なので人間時にいた友や家族との別れがいつか来るのかもしれない。英雄派のメンバーは伝説の英雄や勇者の子孫と言った奴らで、中には英雄の魂を受け継ぐ者が主要メンバーにいたな。
英雄=ヒーローとは救世主の意味合いであるが、ある意味で俺らの存在理由は何だろうな。すると窓ガラスを叩くアザゼルがいたので、俺はドアを開けてから外に出たのだった。
「どうしたアザゼル?」
「いや何、今回は別行動ではあるが今回の敵について一応聞いておきたくてな。一ちゃんにとって英雄とは何か?だ」
「俺ら的には英雄と呼ばれた者らが、今俺の車に乗っているが残念ながら異世界と本来の歴史とは違うからな。英雄に関してだったか・・・・特別な力や能力を持ち、人類にとって大きな功績を残したり巨悪を倒す事が出来る存在ではある。英雄=ヒーローになれる力を持って生まれたと言うのは、ここで言うなら神器を持って生まれた人間がほとんどだ」
「ま、そうだよな。神器は人々を救う為に一部の人間に神が与えた物だろうが、今代である赤龍帝に神に宿るという事自体が可笑しな状況となっている。まあそれはいいとして全
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