Another12 最凶兵器 にゃんこグローブ
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ロ「(と言うより、こんなヘンテコな武器にやられたイレギュラーは確実に浮かばれないだろうな)」
これを受けたら肉体的なダメージも相当そうだが、精神的なダメージもでかそうだ。
シナモン「ゼロさん。これ可愛いですね♪」
瞳を輝かせているシナモンにゼロは微妙そうな顔をした。
ゼロ「可愛い…か?」
シナモン「はい!!」
満面の笑顔を浮かべるシナモン。
そう言えばアイリスもルインもルナもエイリアもレイヤーもパレットもへんてこりんでちんちくりんな物が好きだったような気がする。
女性の感性は分からないと言いたげなゼロであった。
シナモン「ゼロさん。私これがいいです」
にゃんこグローブを手にするシナモン。
ゼロ「…いいのか?それで」
シナモン「はい!!」
ゼロ「分かった。いくらだ?」
アリア「50000ゼニー☆」
ゼロ「それだけか?」
てっきり法外な値段を出してくると思ったがそうではなかった。
値段は張るが、性能を考えると仕方ないとは思う。
シナモン「にゃんこグローブで〜す!!!!」
にゃんこグローブを装着しながら、はしゃぐシナモンにゼロは近くにクレープを売っている店があったためにそちらに向かう。
少しして、2つのクレープのうち1つのクレープを差し出す。
ゼロ「食べろ。こういうのは好きそうに見えたが?」
クレープをシナモンに差し出すと見た目に反して甘味が好きなゼロはクレープを口にする。
レプリロイドにとって食事は娯楽の1つだ。
食べ物をエネルギーに変換することも出来るために、食事をするレプリロイドは多い。
シナモン「ゼロさん。これなんですか?」
クレープを見つめながらゼロに尋ねるシナモン。
ゼロ「クレープという菓子だ。知らないのか?いや…ガウディル博士と一緒にいたのならこういう店で扱うような菓子なんて食わないか…」
科学者レプリロイドは食事を疎かにする傾向がある。
エイリアやゲイトも適当に済ませて終わらせたりするくらいだ。
シナモン「菓子って何ですか?」
ゼロ「は?」
シナモンからしてみれば初めて聞く言葉だから聞いたのだろうが、ゼロは一瞬理解出来なかった。
ゼロ「シナモン…お前、菓子を知らないのか?」
シナモン「はい」
即答するシナモンに絶句するゼロ。
ゼロはすぐさま、ルインやアイリス達が好んで食べていた菓子類を出してみる。
ゼロ「クッキーやケーキは?アイスクリームはどうだ?」
シナモン「分かりません」
ゼロ「では、お前は研究所で何を食べていたんだ?」
シナモン「いつもエネルギーパックでした」
ゼロ「………」
この返答にゼロや会話を聞いていたアリアやスパイダー
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