本編
第四十二話 首都戦10 介入者
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「敵機大編隊接近!方位0200!距離1万2千!数およそ250!」
シヴァのレーダー士が叫ぶ。それを聞くや否や、砲雷長が迎撃ミサイルの発射を命じる、
「対空電探に感、敵機の大編隊が接近中!方位1020!距離9千!数400以上!」
それと同時に最前衛の高雄が叫び、長門が”対空戦闘用意!”と言う。
「敵機86機の迎撃に成功。なおも接近中」
「全艦近距離対空戦闘用意!全主砲三式弾装填!装填完了後、各自自由射撃!」
「対空レーザー砲射撃準備よし!」
「CWS全基、射撃準備よし!」
ケーニッヒ・ティーゲルでも対空戦闘の用意が進められていた。
「全艦対空戦闘用意!射程距離に入り次第、各艦自由射撃!」
しかし、命令を出しているのは参謀長のエルゲン准将である。彼も副官のクネートと同じように胃薬服用者の一人である。ビッテンフェルトは指揮官席ではなく、立ちあがってモニターを見つめていた。
「全艦対空戦闘用意、防巡ト防駆逐ヲ前ニ出セ」
深海棲艦は防空巡洋艦と防空駆逐艦を前衛に出して、中衛に軽巡と重巡と駆逐艦、そして後衛に戦艦や空母それを護衛する直営艦隊。最後衛に戦艦水鬼とフラグシップのみで編成された直営艦隊という4つの陣で敵編隊を迎え撃とうとしていた。
「軽空母カラ迎撃機ヲ発進サセナサイ」
空母棲姫の命令で500隻以上の軽空母から次々と艦載戦闘機が飛び立っていく。
艦娘はその各陣に均等にわかれ、旗艦である長門は最後衛ではなくその手前の後衛にて、赤城、加賀、翔鶴瑞鶴の空母部隊と、それを護衛する第六駆逐隊とともにいた。
「全艦対空戦闘用意!大和、金剛、比叡、榛名、霧島は三式弾を装填!赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴は迎撃機を!他の艦は戦艦と空母に敵を近づけさせるな!」
長門が続けて複数の命令を出す。
「三式弾装填っ、対空電探と連動して標準合わせっ!」
大和の妖精たちがあわただしく準備を始める。
金剛、比叡、榛名が三式弾を装填している中、霧島だけが別のアニメのながとのように聞き取ること不可能に近い超高スピードで呪文のようにつぶやき続けながら、どこからか浮かび上がっているパネルをこれまた北斗の拳も真っ青なスピードで操作していき、十数秒後”完了”とつぶやいた直後、全艦娘と深海棲艦に敵のもっとも密集した地点の座標が送られた。送られた直度は戸惑うが、すぐにそれに合わせて照準を修正すると、前衛の対空射撃が始まり、中衛と後衛が三式弾による対空射撃を開始する。
霧島が艦隊の頭脳と言われるにふさわしい完璧なデータのおかげで、味方にはほとんど損害なく次々と敵機を撃墜していく。
そんな中、ルダームは艦橋に次々と舞い込んでくる損害報告で怒りが頂点に達し、剣を床に突きつけると、火炎直撃砲の発射を命じた。
「エネルギーダンパ
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