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大統領の日常
本編
第四十二話 首都戦10 介入者
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新たな敵出現!数およそ120!」
「瞬間移動でもしてきたか・・・」
それはシヴァや第三独立艦隊を囲むように途絶えることなく続いて行った。

海上では2000隻を超える艦隊が、艦娘・深海棲艦を包囲していた。

そしてミレーニアス王国軍の展開が終わると同時に、シヴァに通信が入った。
数秒ノイズ音が混じり、メインモニターに先ほどの指揮官と思われる男が姿を現した。

『偉大なる大帝陛下の名において、ロンデベルト人よ。聞くがよい』

『わが名は火竜のグバル・ルダーム、ミレーニアス王国遠征軍大都督なり』
それを聞いた艦橋がざわついた。謎多きミレーニアス王国であるが、ルダームの事だけは詳しい情報が手に入っているからであった。その内容といえば、タールント共和国の2個飛空艦隊をたった100隻余りで全滅させ、占領した土地の人々を艦砲射撃で跡形もなく皆殺しにするなど、まさに極悪非道な男として恐れられている人物なのである。
そんな中、一人ハイドリヒだけがいつもと変わらぬ表情でルダームに答えた。
「こちらは、ロンディバルト軍中将ハイドリヒだ。こちらに貴軍との戦闘の意思はない。即刻兵を引き上げられよ」
『戦は武士の誉れ、兵を引くなど腑抜けの所業。和睦、ありえぬ』
「何度でも言うが、こちらに貴軍との戦闘の意思はない」
それを聞いたルダームはあざ笑うかのごとく”笑止っ”と一言だけ言うと、腰に下げた剣を取り出して続けた。

『偉大なる大帝陛下の名において、汝らに命ず。ロンデベルト人よ、わが軍門に下りて統領を明け渡すべしっ』

「・・・断わる」
ハイドリヒは言葉が終わると即答して言った。
それを聞いたルダームは笑いながらふんぞり帰って言った。
『ゥワッハッハッハッハッハッ!・・・よくぞ申した。・・・なれば・・・』

『名誉の死を与えるのみ』

再びハイドリヒを見つめてそういうと、通信はミレーニアス王国軍の方から切られた。


通信が終わるや否や、待ってましたとばかりに、前衛打撃群の2隻の空母と、洋上の空母群から艦載機が次々と飛び立った。所詮話し合いはただのあいさつに過ぎないのである。

「シヴァに一番槍を付けたは、我がムキナである!統領のそっ首、我らの手で上げようぞ!」

「「「ypaaaaaaaaaa!!!」」」

前衛打撃群の指揮官であるウェール・ラエファスは部下の士気を高めると、一度頷いてメインモニターを見た。
「100隻といったところか。赤子の手をひねるよりたやすいわ」
モニターを見ながら笑いながら言った。

「科学奴隷として王国に奉仕できる技術者と統領は生かす。んが、戦士は殺せ。女あれど生かさず殺せ!」
ルダームは剣を杖代わりに床に突きつけ、それを両手で持ちながら言った。
「「「ypaaaaaaaa
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