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英雄は誰がために立つ
Life20 運命 邂逅に続く邂逅
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るのか?お前には明日提出する課題の10倍を――――」
 「行くぞ白野!」
 「あ?・・・・ああ!」

 フラットは周りの疑問や話を無視して行動に移す。
 両足を少し開き、右掌を開いまま右の米神に沿えるように手を置く。
 左手は、その右腕の下に来るように動かしといて固定。
 それに白野も続く。
 そして――――。

 『フランシスコ・ザビエル!!!』

 まるで決めポーズの様に堂々?と言い切る少年二人。
 それに対して周りの反応はと言うと・・・。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 士郎が。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 ロード・エルメロイU世が。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 ライネスが。

 「・・・・・・」

 トリムマウが。

 『・・・・・・・・・はぁ、やっぱり・・・』

 全てを見透かしたかのようなタマモが溜息をついた。
 そして残りは茫然としていた。

 「よし、上手くいったぞ、白野!!」

 何故か1人嬉しそうに、達成感を感じながらはしゃぐ馬鹿。

 「・・・・・・・・・・・・・・・(カァァァ)」

 そして何故かこのタイミングで頭を完全復帰させた白野は、自分たちが結果的に作ったこの微妙の空気の中で、無言で羞恥の悶えた。
 そして当の士郎は――――。

 「そうか、君たちは義理の兄弟か何かかな?えっと、君がフラット・フランシスコ・ザビエル君で、君がハクノ・フランシスコ・ザビエルか。変わった名前だが、覚えておくよ」
 「えぇええ!?」
 「ん?」

 士郎の本気とも冗談ともつかない反応に、白野は慌てる。

 「いや、違っ――――」
 「よくわからんが、キシナミ。フラットとあまりつるむと馬鹿が移るぞ?」
 「そんな!?それじゃあ、俺がただの馬鹿みたいじゃないですか!」
 「ただの馬鹿なら、まだ救いようがあったな。兎に角、今日出す課題を10倍に増やしてやるから、明日までに提出できるようにやってこい、馬鹿!!」
 「うわ〜〜〜ん!先生怒ってる〜〜!?」

 白野が訂正をしようとした処で、ロード・エルメロイU世達の会話に、塗りつぶされた。

 「あの、違っ――――」
 「茶番は終わりかな?だったら早く理事に報告しに行こうか、シロウ」
 「ああ、そうしよう」

 士郎はライネスに促されて、灰色の魔術師(グラウ・ツァオベラー)の理事に報告するために行ってしまった。
 結局白野は、士郎とまともに話す事も訂正する事も出来ずに終わってしまった。
 その場に残された2人の内フラットは落ち込んでおり、白野も別の意味で落ち込んでいた。
 そんなマスターにタマモが言う。

 『御主人
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