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雷の第一世代
別れ、そして出会い
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に嫌な予感がしたが、気のせいだと思い、寝てしまった。










ー翌朝ー

「おはよう、ラクスマーニ…………ラクスマーニ?」

シュレが起きると、いつもは横にいるはずのラクスマーニの姿がなかった。シュレはラクスマーニは戻って来ると信じ、待った。夕方まで。しかしラクスマーニが帰って来ることはなかった。

「う、うぅ…うわぁぁぁぁぁぁ!」

いくらシュレといえども当時は11歳。7年間も一緒にいて一緒にいるのが当たり前だ、という関係の者が突然いなくなるということには耐えきれず、泣き出してしまった。





X777年7月7日、雷竜ラクスマーニが消えた。











ー翌日ー

「俺は…」

シュレは昨日、ラクスマーニがいなくなったことに泣き、そのまま泣き疲れ、寝てしまったのだ。

(これからどうしようか……)

ラクスマーニがいなくなったことに慌て、これからのことを考えていなかった。そして、シュレはあることを思い出した。

『今は分からなくてもいい。後で考えろ。』

7年前のラクスマーニの言葉。その言葉でシュレはあることを決めた。

(あの頃の俺はギルドに入りたかった。では、ギルドに入ろう!)

そう思い、ギルドへ向かう準備を始めた。

「持ち物は…ラクスマーニから貰った剣だけでいいだろう。」


ガサッ


「!何者だ!」
「いやー疲れたなー。」
「!?」

そこには、シュレと同い年ぐらいの子どもがいた。

「お前…何故此処に…?」
「あ?お前誰だ?」
「お、俺はシュレイダーだ。シュレでいい。お前は?」
「俺はナツだ!」

シュレは少し混乱していたが、自己紹介を終えた。

「ナツ!何故此処にいるんだ?」
「…俺の父ちゃんがいなくなっちまって……」
「な!?」

シュレは同じような境遇の者が自分のほかにもいるのか、と思ったが、そんなにいてもいいのか、と考え直し、一応聞いてみることにした。

「お前の親とはドラコンか?」
「ああ、火竜イグニールだ。」
「!」

ここまで聞いては分からないはずがない。ナツも滅竜魔導士なのだ。

「実は俺も竜に育てられたんだ。」
「お前もか!?」
「ああ、俺は雷竜ラクスマーニだがな。」

そう言い、自分が滅竜魔導士であることを明かした。

「俺はギルドへ向かおうと思うのだが、ついてこないか?」
「おぅ!」

そんなこんなでナツとシュレは一緒にギルドへ向かうことになった。


ガサガサッ


「誰だ!?」「何者だ!?」

ナツとシュレの声が重なった。

「ん?なんじゃ、お主ら。」

そこには老人が立っていた
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