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デュラララ!! cross,world≠異世界の狂者達の宴
不幸な不幸な幸せ
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否定はせん! だが、感謝する!」
「こっの〜ドM野郎ッ!!!」
まぁ、そんなやり取りをしてればポケットから携帯はすり落ちる訳でして。
「テメェッ!俺の携帯壊れちゃったよ! 嘘だろ? マジか? マジなのか!?」
「現実見ろよ、手元の携帯は…………お前のだ」
肩をトンっと触りつつ上条は言った。
「如月……お前の携帯は今日、壊れる運命だったんだ。
だから壊れたんだよ。俺は神様は信じねぇが不幸って奴は信じるぜ」
「うるせぇ! 神様信じねぇのに運命は信じんのか!?ふざけんなよ!」
「あり? 俺、結構真面目な返答したつもりだけど?」
「………………」
返答する気力を失った。
まぁ、壊れたなら修理すれば………………って待てよ。
今回、保険入らず機種変したから修理するの結構金掛かるんじゃ…………。
「おワタ」
「おワタ? まだ終わってねぇぞ」
脳天気な奴だよ、お前は。画面割れてもスマホって使えるかな?
カチッと電源を入れると電源は付いた。なら使える! と思った矢先…………画面割れてて文字読めない。
一瞬、期待した俺の馬鹿!!
「ま、まぁ、携帯の件はバイト終わってからって事で。
ほら、バイトの時間に遅れるぞ!」
無理な笑顔で引きつった笑顔で場を和まそうと試みる上条…………余計腹立つわ。
まぁ、形ある物はいずれ壊れるのは自然の摂理だけど。あと数年は持って欲しかっな〜俺のNewスマホ君。
「じゃぁ、俺は今日こっち方面だからじゃあなー」
「アッー! 俺も急がねぇと!」
2人の少年は別方向を走る。
如月のバイト先はパン屋。
上条のバイト先は?
「遅れましたッ!」
ヤベッ完全な遅刻だ!
殺される、殺されちゃうよ!?
「おー。減給なぁ」
「ちょっと待ってぇ!言い訳言わせてッ」
バイト先の社長は爪の手入れをしつつ呆れた表情で。
「俺はさぁー。上条、遅刻は良いんだよ。別に仕事をきっちりとしてくれりゃぁな。
まぁ、てめぇも学生だしあんま言えねぇけどよぉ。遅刻の常習犯は別だわな〜」
「ギクッ」
「仕事の方は覚えたか?」
真剣な眼差しで社長は上条を見つめる。
まるでヤクザの様な…………あながち間違いじゃないけど。
「はいッ 覚えましたボス!」
軍隊の兵隊の構えで証明する様に言った。
「なら、今日は静雄と…………誰だったかな〜最近雇った銀髪の天然パーマ?」
「あぁ、銀さんですね」
「おぉー。そいつだそいつ。
今日は3人で粟楠の糞ジジィの野郎の護衛だ」
――――――――――? ? ?――――――――護衛?
あれ? 俺のバイト先って借金取りじゃなかったけ?
平然と借金取りのバイトしてる俺の聞き間違いかな?
「本業と
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