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デュラララ!! cross,world≠異世界の狂者達の宴
不幸な不幸な幸せ
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キだ。
体中に無数の打撃痕から予測すると死ぬ気状態で喧嘩したって事だ。
脳のリミッタを外した状態での喧嘩は普通なら綱吉の圧勝だ。その筈なんだが…………この残った体の痛みはなんだろう?
想像するだけで気分が…………まぁ、相当な相手だったんだろう。
戦闘状態の時の記憶を忘れたのかな? 脳を揺らされて記憶障害を起こしたとか?
「ねぇ、獄寺君…………」
あれ? 獄寺君って誰だ?
謎の炎は世界を駆け巡った。その炎の色は黒、大空の属性では出せない色だ。
大地の属性でも不可能だ。なら、その炎は?
「逆転の炎【闇】」
「知ってるか? 俺の炎はマイナスエネルギーの塊だ」
「大空や大地の七属性は自然の加護を受けた神秘の炎。
でも、逆も然りさ。俺の炎は人間の『地球』の闇を具現化した象徴なんだよ」
「ほら、証拠のリングね」
「形はボンゴレリングと似てるかな?
先祖の………名前は忘れたけど。まぁー僕の先祖が似せて創ったって伝承で残ってるよ」
「俺の炎の特徴は《緩和》調和じゃないよ」
「特徴は全ての炎を吸収する、全ての炎の原点」
「黒炎って奴さ。全てをリセットする奇跡の炎」
「いや、奇跡の炎じゃ綺麗だな。撤回するよ」
「軌跡の炎――――――――あぁ、そうだね」
「原点は頂点、頂点は原点、最強は最凶なのさ」
「感謝するよ、次元の歪みを創った神様に」
如月 丐斗は割れた携帯の画面を嘆いていた。
機種変んしてまだ6日しか経ってないのに……当麻、ぶっ殺す!!
何故、新品だった携帯はひび割れ画面ピキピキなのか数分前を振り返る。
「最近バイトの給料アップしてさぁ〜無茶苦茶嬉しい筈なんだけど…」
「なんだよ?」
「給料袋無くしちゃっちゃったテヘ」
「………」
「だからさぁ〜親友の如月君にお金借りたいな〜なんて」
「…………」
「今月厳しんです!マジ助けて!」
これで何度目だろうか? 呆れてため息も出ないよ。
まぁ、当麻は貸した金は1000円プラスで返す男だ。貸しても損はねぇし問題ねぇけど。
俺さ、最近パソコン買ったばっかりなんだよ空気読めよ。
財布の中身すっからかんなんですよ俺も今月厳しんですよって事で逃げますね、解ります。
「あー俺、バイトだったんだ。
いっけねー先帰るわー」
「おう、お疲れ〜」
「って待ってッ!!!」
「待って逃げないでッ!」
「お前の事情は知らん!家帰って反省してろバカ野郎!」
全力疾走で走る。
だが、距離は離れない。
「お前、足速ぇな!」
「バイトで鍛えられた足腰舐めんな!フッはははははっははは」
「お前のバイトは知らんがグラック企業だろ!」
「
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