5.失敗は成功の元。でも、成功は慢心の元。常に気を引き締めて行こ!て事。
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『将を射んと欲すれば先ず馬を』ってやつ!
将来ダンカンさんに『お前の様な男に娘はやらん』なんつわれない様に今の内に、気の利く良い子を演じておく。
まぁ、ぶっちゃけ『娘はいらんから、娘の身体だけくれ』てのが本音なんだけどね。
この本音を口に出しちゃ絶対ダメ!
地雷どころか核ミサイルのスイッチだからね。
「リュカ、お出かけするの?私が町を案内してあげるね!」
そう言うと俺の手を取り町へ出て行った。
あれ?チャンスタイム終了?
なんもしてないけど、パンツ見た事許してくれたみたい。
<アルカパ>
ビアンカSIDE
パンツを見られた事は恥ずかしかったけど、やっぱり私はリュカの事が大好きだ。
いつも歩いている町並みなのに、リュカと手を繋いで歩いていると、すごく楽しい気分になる。
大好きな人と手を繋いでいるだけなのに!
酒場の前を通りすぎると、準備をしているバニーガールのおねーさんを見てリュカの足が止まった。
リュカはバニーガールのおねーさんをジッと見ている。
特に胸を…
確かに大きい!
そんなリュカに気付いたおねーさんが、リュカの前で屈み「デート中に他の女の子を見てちゃダメよ。」と言われているが、リュカの視線は胸から離れない。
私はリュカの手を引き、強引にその場を立ち去った。
やっぱりリュカは胸が大きい方が好きなのかしら?
どうやったら大きくなるのかしら?
私も頑張らないと…
私は密かに志を立て、闘志を燃やした!
道具屋の前に差し掛かりショーウィンドウを見ると、そこに可愛いヘアバンドが飾ってある。
いいなぁ…あのヘアバンド…150Gかぁ…私のお小遣いじゃ足りないなぁ…
「可愛いヘアバンドだね。ビアンカ欲しいの?」
「うん…でも、お小遣いが…」
「おねーさーん!ヘアバンドください!」
私がお金が無い事を言い終わる前に、リュカは店員さんに購入を告げていた。
「ちょ、「あら、坊や。彼女へのプレゼントかな?」」
あ、ちょ…まって!お金…
「うん!すごく可愛いヘアバンドだから、可愛いビアンカに似合うと思って!」
キャ?ヤダ!か、可愛いなんて…!
「じゃぁ、おまけしちゃおうかな。可愛い彼女の為に140Gでいいわよ」
いやん?彼女だなんて…
「ありがとう。じゃぁこれ、140G」
リュカは私よりお金を持っていた!
きっとモンスターを沢山倒しているからだと思う。
男の子と手を繋いで町を散歩し、ヘアバンドを買って貰う。
これって完璧、恋人同士のデートよね!
やだ!どうしよう!
もう、嬉しいやら、恥ずかしいやらで軽いパニック状態だ。
リュカと手を繋ぎニタニタ笑いながら歩いていくと、大きな池に出た。
リュカは池の中央の小島を見ると、いきなりそこに向けて走り出した。
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