第十話 黒の剣士とトラップマスター(後編)
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はな、あんたらに殺されたメンバー
の仇をとってほしいと朝から夜までプレイヤー達に頼んで回っていた。だが殺して欲しいとは
頼まなかった。ただ牢獄に入れて欲しいと???。あんたにその気持ちが分かるか?」
「わからないねぇ。マジになっちゃってバカみたい。第一この世界で殺したところで本当に死ぬかなん てわからないじゃない。」
????こいつ性根まで腐ってやがる。
もうこういう奴は何言おうが聞かない。???仕方ない????。
「よしキリト。シリカの側に居ろよ。」
「あぁ、任せとけ。」
そういって俺は両腕にクイックチェンジで"新月"を装備し、ロザリア(笑)に向かって歩き出した。
「確かに警察や法ではてめぇは裁かれねぇだろう。???だから?????
俺が裁く!!」
「アッハハハハハ!!裁く?あんたが?アタシを?傑作だねぇ、まさかこの数相手に勝てると思ってんの?」
「勝てるか、どうかはやれば解るさ。」
全くこいつはバカにも程があるな。まだ解ってない、俺がキリトやメリー、ヒースクリフにかなわない
様に俺にかなわないと云うことを。
「死ねぇええええ!」
テンプレのセリフを吐きながら向かってくる雑魚A。だが持つ曲刀からは全く覚悟が伝わってこない。
こんなセリフ、昔の俺が聞いたら厨二病って言いそうだな。だけどこのゲームをやってる内に
本当にそういうのが感じ取れるようになっていた。
「はい一人目」
バキャッ! ドス
雑魚Aの曲刀を"新月"の武器破壊ボーナスで壊した後麻痺ナイフで突き刺した。
武器破壊ボーナスは本来16分の一の確率だが今は俺の薄い黄色のコート---正式名"ラック?コート"---
の特殊効果で八分の一になってる上、食事の効果で幸運が発動しているので実質四分の一ってとこだ。
「ほいっと。」
ドカッ ドス
今度は雑魚BとCに足払いをして転ばせたあとまた麻痺ナイフを刺した。
暫くただの作業なので少々お待ちください。
「はい、これで最後!」
最後の雑魚Oをワイヤーで縛る。地面には十五人のオレンジプレイヤーが転がっている。
「さてあとはロザリ???あれ居ない???」
「ジョセフ!後ろだ!」
「油断するとはやっぱりバカだね!」
いつの間にかロザリア(笑)が後ろに回り込んでいた。そしてその手に持つ赤い槍が光り、突進ソードスキル
で俺に迫る----------------
「ああ、そこ足元注意だぜ。」
「!?」
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