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うだ」
「は?」
「統計で、世の七割の女性が生涯のセックスで絶頂に達したことがねーんだと。キモチ良くなるだけでもハードル高ぇーぞ」
「………………」
どこで仕入れたのか、現代での性知識を玄人のように語るこぁさん。赤く染まっていた魔女さんの顔が、絶望でみるみる青くなっていきました。
無理もありません。現実を知らない夢みちゃってる処女ガールが現実を突きつけらればこうもなります。おう、童貞もだかんな。目ェ逸らすなよ。
「そこでアタシだよ、お嬢ちゃん」
「……え?」
「アタシがセックスのなんたるかを教えてやるってんだ。男の悦ばせ方を教授してやる。契約のついでにな」
「で、ですが……結ばれた時に処女を捧げられないと、その……」
「大丈夫、気付かないから」
本日二番目のこぁスマイルが炸裂しました(一番はパチュリーへと)。
「よく処女がどうのって言うけどな……実際見分けなんかつかないから。ほんのちょっぴり痛がる演技をしてあげてごらん? 男のコは大興奮よ。
そんでもってお嬢ちゃんがちょっとイッた感じで演出してごらん? 感無量よ? 男の自信マキシマムさ。
そんでもってちょっとづつ導いてやるんだ、時間をかけてもいい、おまえも相手もキモチ良くなれるようにじっくりとな。そんでやっとこWinーWinってやつだ」
「で、できますかしら、そんなこと……」
魔女さんの言葉に、こぁは我が意の成功を見ました。
「できる! というかこれからできるようにする!」
太鼓判を押します。
「あ、あの……こぁ様?」
「なぁ〜にぃ?」
「こぁ様は、その……インキュバスやサキュバスの類いであらせられるので?」
「いや別に? というか悪魔ってのは基本的にみんな、おまえら人間の望みを叶えるためにいるんだよ、善悪と規模問わないから代償が高くつくってだけで。
だから普通は契約者の性別や好みに合わせて性別や形態なんかも変えて顕れるもんなんだ。それをそっちが勘違いして勝手にそう分類しようとしただけで、『悪魔である』以上の区別なんかないさ。
アタシは(正確にはパチュリーが)このカタチを気に入ってるから変えてないだけ。問題ないだろ?」
魔女は驚いた表情でその説明を聞いていましたが、最後には納得できたようで「なるほど」とうなずきました。
彼女にしてみれば、こぁに異性のカタチを取られる方が都合が悪いのでしょう。まんま浮気みたいになりますからね。レズならアリってもんでもない気もしますが。
「で、ではこぁ様! こここ、これはその……あの方のために、なるのです、よね?」
「モチロンさぁ!!」
「信じても……」
「いいんだよ!」
「あっ」
グリーンだよと続けそうな勢いでこぁが魔女さんを抱き寄せました。そのまま、唇を奪います。
「んんっ、……ちゅ、ぷ
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