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す。
どんな贅沢な料理でも、地面やトイレの床ににブチ撒けられたら食べる気がなくなるでしょう? それと一緒なのです。吸血鬼が首筋からごっくんするのは、直接吸収が一番美味しいと知っているからです。
「アタシとの契約方法は───これよ」
「きゃああああっっっ!?」
暗い室内に乙女の悲鳴が木霊しました。さもありなん。
「こ、こここ、こぁ様……? そそそ、それは……??」
「びっぐ☆こぁ」
魔女さんの視線は、スカートをめくり上げたこぁの股間にぴったりと張り付いてしまいました。剥がれる様子ゼロ。
それもそのはず、どこからどう見ても女性であるこぁの股間に、光輝くごっつい得物がくっついていたからです。効果音で表すのなら、ポロンでなくボロリ。ジャーンでなくドドンッな感じ。
「ままま、まさか、こぁ様……」
「おう。おまえの処女、捧げてもらうぜ」
「ちょちょちょ、ちょっとお待ち下さい! 先にも話したように、私の純潔は彼に捧げようと……」
「……可哀想になぁ」
「え?」
こぁの顔に、それはそれはこぁな色が浮かびます。
「お嬢ちゃんの話を真に受ければ、その彼とやらは女性経験なんか皆無なワケだ」
「当然です! 彼に近づく愚か者はすべてこの私が呪殺してきましたから!」
魔女さんが「えっへん」と大きなおっぱいを揺らしました。
「ということは彼は、童貞なんだろうなぁ」
「そ、そりゃあ……そうでしょうね」
妙に生々しい単語に、魔女さんが頬をポッと赤く染めました。
「可哀想になぁ。───初めてのセックスで、自信喪失、か」
「え…………え!?」
食いつきました。
「そりゃあそうだろう? エロ本やアダルトビデオじゃないんだ、初めての男が女を満足なんかさせられるもんかよ。それにお嬢ちゃんまで初モノとくる。痛くて痛くて、そりゃあ胸に刺さる悲鳴をあげるんだろうなぁ、おまえさん」
「そ、そんなワケないじゃない……ですか」
「痛いぞ」
「うっ」
「いったいぞ、最初は。どうしたって。
なにしろ自分の体に他人の棒っきれ突っ込まれるんだからな。言っとくが、あっちは初セックスの興奮と勢いで、ちゃんとした愛撫とかガン無視で内蔵ブチ破ってのしかかってくるぞ。マジで。激痛なんてもんじゃねーからな」
「うう……っ。で、でもその痛みがあとあと二人の忘れられない思い出に……」
「忘れられなくはなるだろうがな、残念ながらキレイな思い出にゃならねえよ。それにな、相手がヘタだと二度とセックスなんざヤリたくなくなっかんな。痛いだけだし。本当に痛いだけだぞ? 何度回数重ねようが、ヘタクソが相手だと痛いだけなのが延々続くかんな、あっちが上達するか飽きるまで」
「ううう〜〜っ! ででで、でも! もしかしたら、彼ならいきなり上手だってことも……!」
「七割、だそ
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