暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another9 月と怪盗
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スメタルジェネレータがこんな子に搭載されてたなんて…」

フォースメタルジェネレータを頂きに来たマリノだが、まさか、お目当てのフォースメタルジェネレータがシナモンに搭載されていたとは思わなかったのだろう。
物凄く困り顔だ。

ルナ「流石に人攫いは見逃せねえぞ?」

マリノ「私だって人攫いなんかしたかないよ。こうなったらフォースメタルジェネレータの設計図を奪うしか…」

どうにかしてフォースメタルジェネレータを手に入れたいマリノは設計図を頂くことにしようかて考えを決めた時であった。

シナモン「危ない!!」

ルナ「っ!!うらあ!!」

背後からの攻撃をレーザーで相殺するルナ。

サイケ「こそ泥かと思ったら、あのS級のイレギュラーハンタールナとはな。」

ルナ「おい、誰だよあいつ?シナモン、あんたの知り合いか?」

シナモン「いいえ」

ハッキリと断言するシナモン。
代わりに答えたのはマリノであった。

マリノ「Dr.サイケ。今ギガンティスで暴れ回っているリベリオン幹部の1人さ…。こいつはエライ大物に出会しちゃったね」

ルナ「リベリオン…あの反乱組織の幹部…そいつがシナモンに何の用だ?」

サイケ「ガウディルの奴が何度説得しても聞き分けがないものでな、そこの小娘を人質にすれば、奴も少しは従順になると思ってなあ…」

嫌みな笑みを浮かべながら言うサイケに、ルナはこめかみに青筋を浮かべた。

ルナ「ふざけんなこのイレギュラー!!イレギュラーハンターとして見過ごせねえな!!」

サイケ「ほざくな小娘!!イービルブラスター!!」

ルナ「ダブルリフレクトレーザー!!」

サイケのイービルブラスターとルナのダブルリフレクトレーザーがぶつかり合う。
威力はダブルリフレクトレーザーが上だったらしく、サイケは勢いよく吹き飛んだ。

ルナ「い、痛え…やっぱ俺の力じゃダブルリフレクトレーザーは反動デカ過ぎか…」

シナモン「だ、大丈夫ですか…?」

ルナ「ああ、ていうか…あんた逃げろよ…狙いあんたなんだから…」

マリノ「というか、あいつどんどん手下を出してきたね。こりゃ逃げないとヤバそうだ」

ルナとシナモンを抱えて走り出すマリノ。

ルナ「す、凄え…俺とシナモン抱えて…」

マリノ「これでも戦闘型…しかも格闘特化型だからね。あんたら軽量型を2人担ぐくらい訳ないさ。と言うわけで今回は見逃してくれよ?」

ルナ「はいはい、俺は何も見てませーん。偶然通りすがったマリノに助けられましたと。命救われて仇で返したくねえもん」

マリノ「そうこなきゃ♪」

ルナとシナモンを抱えたマリノは出口を目指して駆けるのであった。
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