暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another9 月と怪盗
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愛い名前じゃんか。あんた、助手か何か?」

シナモン「はい、私博士のお手伝いをしてるんですよ」

ルナ「ほう!!若いのに大したもんだ。あんたさ、フォースメタルジェネレータってどこにあるのか知ってるかい?俺、ガウディル博士やフォースメタルジェネレータとか見たくて研究所に入ったんだよ。警備システムでエライ目に遭ったけどさ」

シナモン「博士なら博士の研究室にいますよ。それからフォースメタルジェネレータならここにありますよ?」

ルナ「マジ!!?どこどこ!!?」

瞳を輝かせながら近寄るルナに、笑みを浮かべながら自身に搭載されたフォースメタルジェネレータを見せてくれた。

シナモン「これがフォースメタルジェネレータです」

ルナ「これがフォースメタルジェネレータ…あんたの身体の中に仕込んでたのか…いくら何でもやりすぎな気がすんだけど……」

シナモン「博士は、自分の研究成果の悪用を嫌ってましたから……」

ルナ「そっか……ホタルニクス爺さんを思い出すな〜…ところで後ろにいる奴出て来な」

シナモン「え?」

「あらら、バレちゃったか」

ルナとシナモンが背後を見遣ると、そこには桃色のアーマーの女性型レプリロイドがいた。

シナモン「お友達ですか?」

ルナ「いや、初対面」

シナモンの問いにあっさりと返すルナであった。

シナモン「あ、私シナモンです。初めまして」

「あ、初めまして、マリノです」

ルナ「挨拶返すとは律儀な不法侵入者だな」

マリノ「あんたが言えたことかい。あんたも私とやってること変わらないだろ。まさかS級ハンターが不法侵入とはね」

ルナ「まあ、確かに…ん?マリノ…マリノって確か…」

一応自覚はあったらしい。

シナモン「えっと、マリノさんは何をしに来たんですか?」

マリノ「あんたのフォースメタルジェネレータってお宝を頂きに来たんだけどさ…」

ルナ「まさかフォースメタルジェネレータがシナモンの身体に仕込んでたとは思わなかったと…あんた、怪盗マリノだろ?」

シナモン「怪盗って何ですか?」

ルナ「まあ、簡単に言うなら泥棒だな…普通の泥棒じゃねえけどな。」

シナモン「????」

疑問符を浮かべまくるシナモンにルナは苦笑する。

ルナ「怪盗マリノってのは、今の技術では治せないコンピューターウィルスのワクチンプログラムや新しい技術を貧しい国に存在するレプリロイドに無償でやってる義賊。」

シナモン「じゃあ良い人なんですか?」

ルナ「んー、人格的には良い奴でやってることはアレだから良い悪党か?」

何故かルナはマリノを見遣りながら言う。

マリノ「いや、私に言われても困るよ。それにしても参ったねえ。まさかフォー
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