天馬の追走
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させ飲み込もうとする。
だがそれにいち早く気づいた天馬の3人はジャンプしてそれを回避する。
「ぐほっ!!」
ジャンプ力のなく片足を巻き込まれた一夜を除いて。
「一夜さん!!」
「敵に見せ場を与えるなんて!!さすがです!!」
「そうじゃねぇよ!!」
レンは一夜を心配していたがタクトは一夜がわざと攻撃を受けてあげたのだと勘違いしている模様。一夜の足はいきなりの攻撃で出血している。
「ドリルンロックフォーユー!!」
それを見たロッカーはこの機を逃すものかと右手を回転させながら四つん這い状態の一夜へと迫る。
「させねぇ!!エアリアル!!」
レンは一夜を守ろうと彼の周りに空気の膜を作り、ロッカーの攻撃はその膜によって防がれてしまう。
「ぐっ!!」
「あんた、隙だらけですよ」
「!!」
攻撃を防がれ怯んだロッカー。その目の前にはいつの間にかタクトがやって来ていた。
「ばらの騎士!!」
「ぐはっ!!」
そう言ったタクトの手から突然薔薇のような形をした刀が現れ、ロッカーの腹部を切り裂く。
『レンとタクトのコンビネーション攻撃が炸裂!!』
『これはロッカーくんには大ダメージだね』
『とってもうまいです、ありがとうございます』
実況席も2人のコンビネーションで一夜の危機を救ったことを褒めている。
「今のタクトの魔法・・・」
「換裝みたいでしたけど・・・」
「あいつ・・・音楽の魔法を使うんじゃなかったのか?」
グレイとシリルとガジルの新・妖精の尻尾に選ばれた3人は先のタクトの魔法に疑問を抱いていた。
「何を言っているんだお前たちは」
「「「「「?」」」」」
エルザはそんな3人の言葉に対して何か言いたいことがあるようだ。
「『ばらの騎士』というクラシック音楽がちゃんと存在するんだぞ。私も聞いたことはないが」
「「「「「へえ〜」」」」」
エルザの説明に男性陣は納得する。クラシックなど絶対に縁のないであろう彼らにとってはタクトの使う魔法は未知の領域でしかない。
「やるじゃねぇ。いいねぇ」
「ども」
地面に叩きつけられるロッカーを尻目にバッカスがタクトを褒め称える。タクトはそれに律儀にも手を上げて答える。
「だったら俺もワイルドに行かせてもらうぜ!!」
バッカスはエルフマン戦で見せた独特な構えからタクトに向かって攻撃する。
「酔・劈掛掌!!」
「悪魔の壁!!」
バッカスが平手打ちでタクトを襲った。しかし、タクトは地面に手をつけるとバッカスの攻撃を遮るように悪魔のような模様が描かれた壁が現れバッカスの攻撃は阻まれる。
「プラントマジック!!」
「ドリルンロックフォーユー!!」
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