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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
世の中、怒らせてはいけない相手が居る。
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、楽しい遊戯(あそび)もあるよ」
そんな事を出来るのはお父さんやポピーお姉ちゃんだけよ…

「はぁ…じゃぁ王位の件はともかく…俺は努力してリュカさんの義息になりますよ…何かこの世で一番大変な立場じゃない?俺の胃、持つかなぁ…」
「ウルフ君。君なら大丈夫だよ!僕より適任だ!それに、もう1人のトラブルメーカー…ポピーはグランバニアに居ない!僕よりも、遙かに楽な環境だ!」
フォローになってるのか分からないけど、嬉しそうに話すお兄ちゃんを見て、私も嬉しくなる。
だって大好きな人と共にリッチな生活を続けられるんだもん!





さてさて…
お兄ちゃんとお義姉ちゃんの未来はまだ分からないけど、私達にはやらねばならない事がある。

準備も整いエコナバーグへと出港する私達…
作業中の水夫を除けば、多くの者が暇を持て余し出した。
すると学ばぬ馬鹿が行動に出るのだ…

カンダタを主犯に、幾人かの水夫がお兄ちゃんに近付いて楽しげに囃し立てる。
結婚宣言に至る行為について、『どうだった?』・『締まりは?』・『中で出したのか?』等…
ウブで、朴念仁で、恥ずかしがり屋で、真面目っ子なお兄ちゃんには拷問の様な問い掛けをする馬鹿者達。

お父さんの様に風だけのバギを唱える事が出来たのなら、間違いなく全員を吹き飛ばしていたであろう苛立ちを憶える私。
しかし挿入シーンを見学しようとした愛娘を、殺しそうな勢いで睨み付けたマイパパが許すわけもなく、あのでかい筋肉ダルマなカンダタを片手で持ち上げ、水平線の彼方まで投げ飛ばしてしまった!

勿論共犯達も同罪で、船を中心に四方八方へ飛んで行く水夫達。
でも哀れに思いません…
自業自得です。
私の大切なお兄ちゃんを苛めるのだから。




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