第三十五話 小栗大尉!弱虫ペダルは面白い!!その十二
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「何時か来た道ですよ」
「全世界が日本が厄介者引き受けてくれるって歓迎してますけれえど」
「厄介もいいところですよ」
「俺達は断固反対ですよ」
「あんなとこジャビット星人にくれてやればいいんですよ」
宇宙に悪名を轟ろかせる巨人星系に住む邪悪の化身とさえ言われる宇宙人である、この設定は今後の伏線になるかも知れない。
「ヤクザ屋さんの流刑地にでもして」
「併合なんかしないで」
「もう放置していればいいんですよ」
「俺達は強く主張します」
「あんなところ併合していいことあるんですか」
「ないです」
伊藤もはっきりと言い切った。
「資源も何もありません」
「そんなのないですからね」
「それも欠片すらも」
「前の併合で山が禿山だらけでまずは植林からでしたよね」
「ビリケンが手前の頭の植毛よりも優先させたじゃないですか」
当時の総督寺内正穀のことである、後に首相にもなった。
「そんなことしなくてもよかったのに」
「植林する金があったら東北に使えばよかったんですよ」
ここで二人が鬘と言わなかったのは公の金だからである、鬘を買うということは私のことであるから公の金は使ってはならない。
「全く、百年後まで祟られて」
「平均寿命も人口も二倍、識字率は四パーセントから六四パーセント位に上げたんですがね」
「大学も建てたし産業も興した」
「お米の収穫量なんか段違いでしたよ」
「ソウルなんか見違えたのに」
「それで奇人変人変態デモの嵐でしたからね」
実際にそうだった。
「いや、それでもう一度併合するとか」
「今度は完璧な統治をするとか」
「前以上にとか」
「そんなの願い下げですよ」
「いや、もうあそことは関わらない」
「それが一番ですよ」
「はい、ですからお二人には戦ってもらっているのです」
再併合を性懲りもなく目論む日帝衆と戦って止める為にだ。
「このこと忘れられてますけれど」
「この設定は」
「第一話からあまり出てないですけれど」
「実はそうなんですよね」
「北方領土取り返したしいいじゃないですか」
「尖閣と竹島も確かにしましたし」
こうした領土問題は解決したのである、既に。
「じゃあもういいじゃないですか」
「あんなところいりませんよ」
「放置放置」
「それでいいじゃないですか」
「しかしです」
伊藤がここで言う。
「それでは作品の物語がはじまらないので」
「だからですか」
「そんな日本の誰が賛成するんだっていう政策が、ですか」
「日帝衆が出して」
「日帝衆を尊敬している作品中の日本国民が賛成するんですね」
「そうなのです」
強引極まるストーリーでも気にしてはいけない。
「そうなっています」
「ですか、それで俺達も戦ってるんですね」
「そ
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