第三十五話 小栗大尉!弱虫ペダルは面白い!!その八
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「アニメでもブルマ減ったな」
「だよな、相当にな」
「もう一期で常に少数」
「狙ってるアニメ以外じゃなくなったな」
実際にアニメでもブルマは減っている。
「半ズボンとかスパッツばかりで」
「アニメですらそうなってるよ」
「ったく、漢の浪漫は何処に行ったんだ」
「浪漫がないと人間生きていられないんだぞ」
「だから平田裕香さんには感謝だ」
「平田さんのブルマ姿にな」
厳密に言うとこうなる。
「じゃあブルマ写真集買うか」
「是非な」
二人はこう話しながら今度貰う写真集とDVDのことを考えていた、当然ながら買った時のボーナスとしてだ。
そしてだ、悪田部の事務所で伊藤に聞くのだった。
「伊藤さんの頃はブルマですか?」
「学生時代は」
「いえ、ブルマは持っていますが」
伊藤は二人の露骨な質問にあっさりとした調子で答えた。
「青の半ズボンでした」
「ああ、もうですか」
「伊藤さんの頃は半ズボンだったんですか」
「そういえば伊藤さんの学生時代って十年位前ですね」
「もうその頃には」
ブルマは二十世紀の遺物だ、二十世紀が終わると共になくなっていった。
「ブルマなくなってましたね」
「それも急激に」
「だからですか」
「伊藤さんの頃にはですね」
「もう半ズボンですか」
「ブルマはなかったんですね」
「主人と過ごす時はブルマになったりしますが」
それでもというのだ。
「学生時代は一度も穿いていません」
「小学校から」
「その頃からですか」
「はい、結婚してはじめて穿きました」
「ってことはコスプレですね」
「夜のそれで穿かれるんですね」
「バニーガールやチャイナドレス、キャディーアテンダント、ナースに競泳水着にボンテージ、テニスウェア、チアガール、セーラー服も着ます」
実に多彩である。
「主人はウェディングドレスが一番のお気に入りです」
「中々アグレッシブなご主人ですね」
「夜はコスプレですか」
「そのスタイルでのコスプレ」
「幸せなご主人ですね」
「はい、ちなみに私の出番久し振りですね」
このことにだ、伊藤は自ら言った。
「出番が少なくて困ってます」
「まあこの作品作者の煩悩全開ですからね」
「その煩悩を俺達が言ってますからね」
「女の人にそれを言わせると」
「ちょっとまずいですからね」
そうした事情でなのだ。
「俺達や悪田部さんの出番は多いですけれど」
「伊藤さんはどうしても少ないですね」
「折角美人秘書でお色気担当で出ましたけれど」
「声も伊藤静さんイメージして」
この人程声に艶のある人もそうはいない、と言いたいが実は声優さんには艶のある声の人は多かったりする。ただ伊藤静さんはそうした人の中でもトップクラスだ。
「それでなんですけれ
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