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魔法少女リリカルなのは strikers〜銀拳の魔導師〜
第六話
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〜ヘリ内部〜
俺達は事件現場であるリニアレールへと急いでいた。しかし道中、ロングアーチからの通信で空と陸の二方向からガジェットの増援が向かっている事が判明した。なので数の多い空を高町一尉とハラオウンの二人で対処し、数の少ない陸は俺一人で対処することになった
「ヴァイス君!私も出るよ……フェイト隊長と二人で空を押える!」
「俺も出るぞ!陸の方を押さえに行く!」
「うっす!なのはさん、檜森さん……お願いします!」
「じゃ、ちょっと出てくるけど……皆も頑張ってズバッとやっつけちゃおう!」
「「「はい!」」」
「………はい」
ルシエの返事が少し弱々しい、やはり緊張しているからだろう。いや…………それ以外にも理由はあるか…………
俺はルシエの前まで行き、しゃがんで目線を合わせた
「ルシエ、そんなに緊張しなくても大丈夫だ。離れていても皆通信で繋がっている。一人じゃない…………ピンチになっても皆で助け合える。お前の魔法は皆を守ってやれる……優しくて強い魔法なんだ。それでもまだ不安だって言うなら。この間、俺とした話を思い出せ……少しは役にたつと思うから。」
そう言って俺はルシエの頭に優しく手を乗せる
「はい!!」
「…………いい返事だ!」
ルシエへの激励を済ませたところで俺と高町一尉はメインハッチから空へと飛び降りた
「二週間ぶりの実戦だ……気合い入れろよ!ヴァリアント!セットアップ!」
〈スタンバイレディ〉
銀色の魔力光が身を包み、次第にバリアジャケットが展開されていく。紺色のズボンに黒いシャツ、白い半袖のロングコートをはおり、頭には黒のバンダナを着けている。これが俺のバリアジャケット……そして両腕の指先から肘までを覆う銀色のガントレットこそが俺のデバイス……ヴァリアントの本来の姿だ。
「それじゃ、檜森さん。陸の増援の対処をお願いします」
「了解、そちらもお気をつけて」
〜リニアレール付近・森林地帯〜
高町一尉と別れてすぐ、俺はリニアレールの線路付近にある森林地帯に降り立った
「ここで間違いないか?」
〈はい、ロングアーチからの情報によるとこのルートを通ってリニアレールに向かっているとの事です〉
「敵の数は?」
〈サーチャーで確認したところ、大型が三機、通常型が十三機だそうです〉
…………まぁまぁの数だな、リミッター掛かってるし……あんまり派手な魔法は使えないな……
〈マスター、そろそろ来ます……〉
「わかった。ヴァリー、オプティックハイド」
〈了解〉
オプティックハイドで姿を消し、ガジェットが通るルートから少し離れた位置に身を潜める
〈マスター、ポイント通過まであと10秒
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