第八幕その一
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第八幕 不死鳥
お風呂を楽しんだ皆は夜空の星達、上と横にアーチの様に広がっている星空と下に広がるもう暗くなっている雲の絨毯達を見ながらです。
そのうえで晩御飯となりました、今日のメニューはといいますと。
「サンドイッチにですね」
「ホットドッグ」
「それとサラダにお野菜のテリーヌ」
「それと果物のジュースに」
「デザートは果物の盛り合わせですね」
「あとはカボチャのシチューだよ」
魔法使いはそちらも出しました。
「今回はお野菜を多くしたんだ」
「それと果物もですか」
「多くしてくれたんですか」
「ヘルシーですね」
「うん、美味しく健康に食べてね」
そしてというのです。
「楽しもう」
「はい、わかりました」
「それじゃあ今から楽しく食べて」
「健康になるんですね」
「これから」
「そうだよ、楽しもうね」
こう皆に言ってでした、そのうえで皆にいただきますをする様に言ってでした。皆でそのサンドイッチやホットドッグ、野菜料理を楽しむのでした。ポリクロームはお花から取った新鮮な露を自分のコップに置いています。
そうして彼女はそのお露を飲んで言うのでした。
「とても美味しいわ」
「うん、ポリクロームにはね」
「このお露を出してくれたのね」
「そうなんだ」
彼女の為にとです、魔法使いは答えました。
「そうしたんだよ」
「そうなのね、有り難う」
「お礼には及ばないよ、じゃあポリクロームもね」
「ええ、このお露を飲んでね」
「楽しんでくれたら嬉しいよ」
「是非そうさせてもらうわ」
ポリクロームもこう応えてでした、そしてです。
皆と一緒に食事を楽しむのでした、ジョージは勿論サンドイッチを食べています。中にはレタスや胡瓜にトマト、それにハムが挟んでいます。
そのサンドイッチを食べてです、にこりと笑って言いました。
「美味しいですね」
「このテーブル掛けから出したものはどれも凄く美味しいのよ」
ドロシーもこうジョージに答えます。
「だからね」
「それですよね」
「このサンドイッチも美味しいの。それでね」
「それで?」
「飲みものは果物のジュースもあるけれど」
ジョージにです、ドロシーはガラスのコップに入った白い飲みものを差し出しました。そのうえで彼に言いました。
「ミルクもあるわよ」
「牛乳ですか?」
「いえ、山羊さんのミルクよ」
「ああ、そちらのミルクですか」
「そうよ、どうかしら」
「頂きます」
ジョージはドロシーからそのヤギのお乳を手で貰ってです、一口飲んでからこのミルクについても言いました。
「美味しいですね」
「そうでしょ」
「はい、こちらも」
「よく牛乳を飲むけれど」
「山羊さんのミルクもい
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