裏切り者と呼ばれるようになった少女
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神聖美花が時空管理局の手に落ちたと間違った情報が銀河鉄道エリアA管理本部にあっという間に流れた。
銀河鉄道管理局の局員から裏切り者が出たという事態に管理局本部でさえ混乱していた。
未来は急いで全勢力を管理本部ビルに戻した。
未来は通信を入れ、
「銀河鉄道を守るのは僕たちの仕事だ。何があってもここ惑星トレーダーの銀河鉄道エリアA管理本部を死守するんだ。及び神聖美花大尉の処分はこの件が済んでからとする。」
と言い通信を切った。
「はやてさん、この先に中央管理室があります。未来中将もここにいるはずです。」
美花の案内の元、未来がいると予想される所に来ていた。
しかしそこには美花と同じMR(魔導警備隊)の隊長陣がいた。
「みんな行くで。」
「「「「了解。」」」」
はやての言葉に美花以外が答えた。
先ほどの声で気づき、一人の女性が近づいてきた。
「神聖美花大尉、それに侵入者がここにいるわ。」
一斉に近づいてくる隊長陣の中には美花そっくりの少女がいた。
「お姉ちゃんが何で時空管理局の味方をしているかは知らないけど敵対するなら倒すだけです。」
いきなり美花に魔法を放つ少女。
しかし美花はその魔法を素手で受け止めてしまった。
「こんなのじゃまだ負けないよ。」
と投げ返す。
「きゃー。」
自分の放った魔法をくらい倒れる少女。
「神聖加奈大尉。よくも。」
今度は魔法をあきらめ腰にある日本刀(死ぬことは決してない)で襲いかかってくる男性に魔花も同じく日本刀で戦いを始めた。
「実の妹に対して酷いのではないのですか?神聖美花大尉。」
もう一人の男性も日本刀を持ち襲いかかってくる。
それを美花は、
「運命の審判。」
呟くと二人の頭上から魔力弾が落ちてきた。
当然かわそうとしたが結局当たってしまう。
「神聖大尉やめてください。そんなことをしてはあなたがMR(魔導警備隊)に入った時の気持ちに嘘をつく事になるんですよ。私はそんな美花隊長を見たく有りません。」
叫ぶ少女。
見た目からすると、まだ小学3〜5年生だと予測出来た。
「木島軍曹。私は自ら彼女達の手伝いをしています。邪魔をするならあなただって。」
そこに聞き覚えのある声が響いた。
「そんな嘘は誰もが信じている訳ではない。君の行動は最初から見ていたよ。」
機動6課の目的人物である、夏村未来中将がそこにいた。
「少し眠っていな。スリープタイム。」
未来が美花に睡眠魔法をかけ、影に隠れているはやてたち機動6課に向けて。
「此処の破棄が先程銀河鉄道管理局本部から通達があった。数十分後に空間砲弾を此処に撃ち込む予定だ。早く逃げた方がいい。SDF(空間鉄道警備隊)、SPG(空間擲弾兵)は避難が終了した。確認してみるといい。木島軍曹は此処に倒れ
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