3.歌に国境は無い!でも周囲の雰囲気に合わせて歌う事!
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<サンタローズ−パパス宅>
その日は朝から元気モリモリ!
長旅の疲れも一晩の熟睡で、綺麗さっぱり吹き飛ばし朝食を大人二人前くらい食べてる。(やっぱ若いって最高!)
するとサンチョに「坊ちゃんはよく食べますねぇ!」って、呆れ褒められました。
『食える時に食っとかないとね!』(by武蔵っぽい人)ってのが俺の信条です。
朝食が終わると俺は一旦2階へ上がりバックの中から幾つかアイテムを取りだし、小さな袋に入れ替え腰から下げる。
そして家を後にし丘の上にある教会へ脇目もふれずダッシュする。
<サンタローズの教会>
フレアSIDE
昨日パパスさんが帰ってきた!
2年ぶりに帰ってきたパパスさんは、やっぱり格好いい!
一緒に付いていったリュー君も私に懐いてくれて、ずごく可愛い!
そのリュー君が朝から私の元にやって来た。
「フレアおねーちゃーん!」
「あらあら、朝からリュー君は元気ね」
私の胸に顔を埋め頻りに甘える。
やはり母親が恋しいのだろう。
私はパパスさんさえ良ければ、本当にリュー君の母親になりたいのに…
そんな事を考えているとリュー君は私から離れ腰に下げた袋から、白く綺麗な巻き貝の殻に穴を開け紐を通したネックレスを私に差し出した。
「あのね、凄く綺麗な貝殻を見つけたからね、フレアおねーちゃんにあげようと思って持って帰ってきたの!」
そう言うと私の手に貝殻のネックレスを渡しす。
どうしよ!この子凄く可愛い!
私は思わずリュー君を抱きしめた。
この後もリュー君は旅先で遭遇した色々な事を楽しそうに話してくれたが、私は教会でのお勤めがある為、
「ごめんねリュー君。もっとお話聞きたいけど、私お仕事があるから…」
と切りだした。
リュー君は少し寂しそうに俯くと、笑顔で顔を上げ、
「じゃあ、また明日来るから!バイバイ!おねーちゃん!」
そう言い残し教会を出て行った。
どうしよう!可愛すぎるあの子!
それにパパスさんの子!将来絶対格好良くなるに違いないわ!
パパスさんがダメでもあの子なら………等と、不埒な考えをする私をどうか神様お許し下さい。
フレアSIDE END
<サンタローズ>
いやぁ〜、今日もいい乳してたなぁ!
結構ポイント稼いだよね、俺!
どうする、どうするぅ!?
このまま行くと、いい感じで行っちゃうよぉ!
シスターったらアレだろ。
神様に全てを捧げるんだよな!
つーことは処女だろ!………処女!?
だって神様手出さないだろ?
もー『ごちそうさまー』て感じ?
等と、俺が教会横でヘラヘラくねくねしていると、丘の下にある一軒の民家の裏庭から父さんが出てきた。
父さんは裏庭の横を流れる川に留めてあるイガダに乗ると、川を上り洞窟へ入っていった
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