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101番目の舶ィ語
第十ニ話。魔女との接触
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前世のことも含めていろいろと。

「目が見えないのに解っちゃうのか……やっぱおっかないな『魔女』は」

「目が見えなくてもメールを書いちゃうくらいの魔女だからね」

そういえば。キリカから普通にメールの返信があったが、視覚が奪われてるのに、キリカはどうやってメールを読んで返信までしたんだ?

「ちなみに疑問の答えはあちらです」

まるで俺の心を読んだかのようなタイミングでキリカは指差した。
キリカが示した先にはノートパソコンが置かれていた。

「文字を読み上げてくれるソフトっていうのもあるんだよ」

「ハイテクな魔女だなあ、キリカは」

「今の時代に生きる魔女ならこれくらい出来ないとねっ」

うん? その言い方だと時代と共に魔女も進歩するみたいだな。
あと百年くらい経ったら魔女もロボットとかを使い魔にするのかもしれないな、などと考えていると。

「モンジ君、というわけで目が見えないから、そばに座ってくれる?」

ポンポン、とベッドを叩かれて。
ヒステリア性の血流が高まる中、俺はキリカが腰かけるベッドの隣に座る。

「ふふっ。ごめんね!」

そしてそのまま手を握られた。
ドキドキと脈は速くなり、ヒステリア性の血流は高まる。

「お、脈も速くなったね。つまり私は脈アリかな?」

「ふっ、キリカみたいな可愛い女の子が近くにいるんだ。ドキドキしないわけないだろ?」

「あはっ、相変わらず嬉しいこと言ってくれるよね、モンジ君ってば」

ぎゅぎゅっと、何度も手を握ってくるたびにドキドキして、血流の流れは速くなる。

「なるほど。いっぱいこの手を握り締めたみたいだね。よっぽど悔しかったのに、周りに八つ当たりしないでここに来れたんだ?」

「……八つ当たりするものがなかったからな。氷澄やジーサードの写真やビラとかが街中に貼られていたらナイフでズタズタに切り裂いていたさ……きっと」

「なるほど。なるほど。冷静に見えて内心はかなり怒ってるんだね。特に……自分自身に対して」

「手を握っただけでそこまで見抜くってどうなんだよ」

呆れたように言うとキリカは「『魔女』だからね!」の一言で済ませた。
魔女だから、で済ませていいのだろうか?
だったら人間離れした技をやっちまった後はこれからは俺も『(エネイブル)』だからで済ませようかな?
とそんなことを思っていると。

「で、悔しかったんでしょ?」

ズバッと本題に入られた。

「……まあ、な」

俺はキリカに相手のロアの特徴を全て話した。
蒼の邪眼(ブルーアイズ)』、『ターボ婆さん』、『首なしライダー』の俺が知る限りの情報を全て。

「あいつら、悔しいけどちゃんと『主人公』と『仲間のロア』してたんだよ
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