第八話 勇気とは(後編)
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当たり前。あんたはそんなことも分かんないの?」
「だけど???」
「最後にこれは言っとく???不貞腐れてないで今、自分に何ができるか、何をするべきか、良く考えなさい。」
「?????」
喋るだけ喋って行っちまった????。
???アイツの言ったことは????正しい、だろうな。俺も心の奥ではそう分かっていた。
いつか誰かが言っていた????。勇気とは誰でも最初から持っているものだ。
そしてその勇気を実行に移すのが覚悟だと???。
何か動作を起こすとき、そこには大小あれど勇気が伴う。どんな小さいことでも、日常的なことでも
そこには必ず勇気がある。できるか、できないかはその人の覚悟の大小に掛かっている。
実際にはできるか、できないかではなく「やるのか、やらないのか」の問題なのだ。
先程のメリーの言葉を思い出す。
『-------死んだ人の無念はどうなるのよ?』
『-----------自分に何ができるか、何をするべきか、良く考えなさい。』
「今、俺にできること????」
そしてすべきことは???
あの野郎を倒すことッ!
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俺が戦線復帰してから五分がたつ。
「ちっ!」
俺たちはHP残り一本の敵相手に攻めあぐねていた。なんと奴は残り一本になってから防御力が上がり更に
旋棍を装備したのだ。旋棍を装備している俺やいつも近くで見ているメリーはともかく、スキル
自体始めてみるキリトやヒースクリフにはキツイかも、とおもったが------
「うおおおおおおお!」
「ふんっ!」
----どうやら杞憂だったようだ。
キリトは持ち前の反応速度で、ヒースクリフは驚くべき防御力でその連撃を凌いでいた。
????いやちょっとまてあの武器破壊効果どこいった?先刻と同じならもうとっくに壊れてもおかしくないのだが-----
??????今は後だ後。攻撃に集中だ。
「ハッ!」
ドシュッ!
「オラッ!」
メキッ!
ヒースクリフが攻撃をガードしたのと同時に彼の肩を踏み台に俺とメリーがジャンプ。
軽業スキルの補正もあり、楽々ヤツの弱点、首まで到達。
俺は右ストレートこと単発ソードスキル"閃"。メリーは居合いソードスキル"辻風"を命中させた。
『グアアアアアアア!』
ヤツがこの戦い初めての悲鳴を上げる。
「よっしゃ
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