僕 3
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良さに溺れ、僕はゆっくりと、階段を一歩ずつ降りて行くように、眠りの世界へと誘われていった。
メール一件受信
本文
『もう会いたくない、二度とあんたの顔を見たくない。だからもう来ないでください。あんたの顔も、声も、態度も全部嫌い、今まで毎日来たのだって、ほんと迷惑だった。じゃあね、ばいばい』
目を覚ます。僕を温めていた太陽は、もう傾いていた。ポケットから携帯を取り出し、開く。受信されていた一件のメールを見た。三度ほど読み返した。メールボックスを閉じ、僕は卓也に電話をかけた。
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