死亡フラグ貰いました。
7話:建てたフラグはフッケバイン。見つけたものは生きる意味
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『ザッ生体データジッインストール開始。記憶、人格データジビッコピー開始。管制人格の上書き開始ザザジップログラム体の作成ビジッ開始』
「ダレン」
あれ? 誰かが俺を呼んでいる気がする。俺がいるのは真っ白な空間。また、死んでしまったのだろうか?
「こっちだよ、ダレン」
そう言われても、辺りは何もない。そして何処から声が聞こえるのかもわからない。
「後ろにいるよ、ダレン」
振り向いた先にいたのは、死んでしまった、いや、俺が殺したマリ。どうしてここにいるのだろう。もしかして、全ては夢だったのかもしれない。
「マリッ!」
ただ、手を伸ばした先にはもう、誰もいなくなっていた。
「マリッ!」
目を開ける。俺がいるのは真っ白な空間ではなく、色があった。だが、どちらかと言うと白が多かった。
「どこだ、ここ? 確かマリを殺した映像を見てそれで……」
そこからが全く思い出せない。ただ、憎しみの感情が渦巻いていた気がする。というか何で俺、イスに縛られてんの?
「やっと、起きたな。これ以上気絶などするなよ?」
そこにいたのはサイファー。なんとか動こうとするが、縛られているので動けなかった。
「おっと、抵抗はしないでください。殺さなくていいものを、殺さなければならなくなりますから」
どうやら、この部屋には二人いたらしい。この優男みたいなのは確か……フォルティスだったか。
「おはよう、いや、もうこんばんはですね。気分はどうですか?ダレン君」
「いいわけねェだろ。てか何で縛ってンだよ」
イスに縛られているのに最高に元気です! とか言うやつはいない。というか、身体中が痛い。鈍痛。体の鎧みたいなのが、ゴツゴツ当たる。
「縛っている点に関しては、我慢してください。仕方のないことです。僕はフォルティスといいます。隣はサイファー。はじめまして」
そんなことは前から知っている。その後は、EC感染者は人を殺さずにはいられないとか、フッケバインは犯罪組織でとか、僕達はウィルスを御する方法を知っているなど、マンガ言っていたことを色々説明された。
だ が、目の前のフォルティスという男は説明にさりげない嘘を混ぜることに定評がある。どこを信じればいいのかがわからない。
「どうやら、君はおもしろい力を持っているようですし、ひとつ提案があります」
「なんだよ?」
「僕達の一家に加わりませんか?」
やっぱりか……。主人公にも同じこと言ってたしな。
「エクリプス感染者は親しい人さえも殺してしまいます。しかし、僕達の仲間になりウィルスを制御すれば大丈夫です。同じエクリプス感染者で
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