暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another6 セカンドアーマー
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スパイダー、俺に続け!!」

スパイダー「OK!!」

トリプルチャージにより、怯んだジャンゴーにアクティブフォームに切り換えたゼロとフォーチュンカードを発動したスパイダーがジャンゴーを狙う。

ゼロ「零式波動斬!!」

スパイダー「フォーチュンカード…ツーペア!!」

ゼロの技とスパイダーのカードがジャンゴーの全身に亀裂を入れた。
そして…。

エックス「これで終わりだジャンゴー!!砕け散れ!!ギガクラッシュ!!!!」

とどめにセカンドアーマー最大の必殺技ギガクラッシュがジャンゴーに炸裂した。
今までのダメージをエネルギーに変換し、広範囲に渡る拡散エネルギー波。

ジャンゴー「二゙ャアアアアアアアアアアッッッ!!!!」

ギガクラッシュのエネルギー波は、ジャンゴーの身体を飲み込み、完全に消滅させた。

エックス「ふう…」

ハイパーモード・セカンドアーマーを解除し、ゼロもハイパーモード・アクティブフォームを解除する。
その時であった。
アリアとアイリスに守られたアル長官がヘリポートに来たのは。

アル「ジャンゴーを倒したんだな…エックス、ゼロ」

エックス「ええ、でもスパイダーの協力があったからこそです。」

アル「そうか…スパイダーさん。私からも礼を言おう。君は我々の仲間、エールのために戦ってくれた。」

アルの礼にスパイダーは何も返さず、静かに口を開いた。

スパイダー「あいつは…エールは…駆け出しの賞金稼ぎだった頃の俺の相棒だったんだ。俺の下らないミスで…あいつは敵にやられて…」

アル「そうか…」

エールを偶然拾った時、下半身が失われていた理由を今知ったアルは一瞬だけ遠い目をした後、口を開いた。

アル「しかし、君がここに居合わせたなんて、大した偶然じゃないか」

エックス「偶然…きっと、エールが俺達を引き合わせてくれたんです」

これは偶然ではない、何かの必然なのだと…そう信じたい。

アル「そうだな…」

アル長官も同じ気持ちなのだろう、真っ赤に染まった空を見上げた。
セントラルタワー解放完了。
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