Another6 セカンドアーマー
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息を切らしながら、エックスとゼロがヘリポートに出るとジャンゴーが怒りに震えていた。
ジャンゴー「自爆装置を止めたニャ!!?小賢しいイレギュラーハンター共め!!」
エックス「ジャンゴー!!お前達は間違っている!!俺が…倒す!!」
ジャンゴー「温いニャ!!」
ジャンゴーはこちらを振り返るのと同時にこちらに爪による一撃をエックスに喰らわせ、エックスを吹き飛ばした。
ゼロ「エックス!!」
咄嗟に動いてエックスを受け止めるゼロ。
ジャンゴー「たかがイレギュラーハンターの2匹如き。この俺に敵うと思うてニャ?…ニャイン?」
ふと、足に何か当たったような感触に下を見ると、それはエールのIDだった。
ジャンゴーはそれを拾う。
ジャンゴー「ふん、これを鉤にして、建物に入り込んで来たと言うわけニャ」
IDを握り砕こうとした刹那。
1枚のカードがジャンゴーの顔面に炸裂したのは。
ジャンゴー「ニャ!!?」
ゼロ「あれは…」
カードボムが飛んできた方向を見遣ると、傷付いたスパイダーが足を引きずりながらゆっくりとこちらに出て来た。
エックス「スパイダー…」
スパイダー「ジャンゴー…そいつに…あいつの魂に、汚ねえ手で触らないで貰おう。そいつはあんたみたいな、可笑しな野郎が…っ……触って良いような物じゃないっっっ!!!!」
スパイダーの激情に促されるようにエックスとゼロも疲弊した身体に鞭打ち、力強く立ち上がった。
ゼロ「イレギュラー、ワイルド・ジャンゴー。イレギュラーハンターとして貴様を処分する!!!!」
ジャンゴーは雷属性のレプリロイドだ。
炎属性に弱いと判断し、炎のエレメントチップを起動、全ての武器を炎属性、ハイパーモードにライズフォームを発動した。
エックス「ゼロ、それは……」
ゼロ「新しい力だ。ラーニングシステムの解析能力を向上させる形態だ。」
セイバーとシールドブーメランを構えてジャンゴーの攻撃に備えるゼロ。
エックスもハイパーモード・ファーストアーマーを発動させる。
ジャンゴー「小賢しいニャ!!」
イナズマキャプチャーをゼロに向けて投擲。
ゼロもシールドブーメランを投擲する。
激突し、シールドブーメランが力負けするが、ゼロはシールドブーメランを腕に戻すと威力が弱まったキャプチャーをセイバーで払ったが…。
ジャンゴー「電閃ネイル!!」
凄まじいスピードでゼロに肉薄する。
まだ解析が済んでいないゼロに見切れるような速度ではなかったが、何とか身体を捻って直撃を避ける。
左の肩のアーマーが吹き飛んだが、まだ戦える。
エックス「スパイラルチャージショット!!」
スパイラルチャージショットをジャンゴーに叩き込む。
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