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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第204話 BoB頂上決戦
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場者の住所を調べた。そして、部屋にあらかじめ共犯者を侵入させ、その黒い銃で銃撃するタイミングを合わせて、眠っている身体に薬品を注射し、心不全による変死を演出した。……だろう? まぁ 自分で解き明かした訳じゃないから、格好つけて、言う。なんて事ことは、したくなかったが、仕方がない」
「…………」
ここでついに死銃が沈黙をした。
キリトが知っている。つまりは リュウキも勿論知っている筈だから。
「お前は知らないかもしれないが、総務省には全SAOプレイヤーのキャラネーム。本名の称号データがあるんだ。お前の昔の名前が判れば、今の本名や、住所、犯罪の手口、計画その全てが明らかになる。……もう終わりにしろお前ら2人。今すぐ ログアウトして、警察に自首するんだ」
これらが全て起こす事が出来るのであれば、もはや剣を交える意味も成さなくなるだろう。剣ではなく、言葉で会話する。もしかしたら、リュウキ達も同じ様に言葉を紡いでいるのかもしれない。……いや、相手が相手。故に言葉は最小限度に後は剣と銃で語っているかもしれない。……だったら、今ライブカメラが捉えている自分達の姿に、不満が盛大にあるだろう。
そして、数秒後の事だ。フードの下から漏れたのは何ら変わらない嗤い。
「くく、くくく……、成る程、成る程。確かに、な。キリト。お前はオレの名前を、思い出せない。が、鬼であれば、別。 お前とは、同感、だ。アイツの、頭の回転の速さについては、な」
「………思い出せないだと?」
「く、くく、こちら側、が オレ1人、であれば。危なかった、な。だが、今回は、違う。……もう、判っている、んだろう? 《お前ら》と言ったんだから、な。 もう1人、いる。と言う事を」
死銃の言葉を訊いて、キリトは死銃が何を言っているのかを理解した。
「………死神、か」
「く、く、く、そう、さ。死神、は。本名を、名乗っていない。そもそも、そんなもの、存在しない。データとやらで、死神を探る、など、不可能、だ。死神とは、常に、傍にある。死と、同じ、だからな」
「…………………」
「鬼は、死神、が。仕留める。そして、お前は、オレの名を、知らない。お前は、あの戦いの後、言った事を、忘れている。『名前なんか、知りたくないし、知る意味もない。あんたと会うことはもう二度とないんだから』と、お前は言ったんだ。……思い出せる、訳がない。死神と同じ。オレの名も、知らないんだから」
それを訊いて、キリトは黙った。
確かに、それでは総務省、防衛省のデータの中で照会して 名前を割り出す事は出来ないだろう。あの世界ででの出来事の全てを残せていない以上、残っているのは自分達の記憶。……記憶の中だけが全てなのだから。自分だけでは、名前を知る事が出来ない。故に、追い詰める事もも
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