第七十五話
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「第一回長門の服を決めよう〜」
パチパチパチパチッ!!
「いや拍手はしなくていいからな。てか第一回って何やねんッ!! 二回目、三回目もあるんかッ!?」
俺は思わずツッコミを入れた。
「長門、気にしたら負けよ」
ロッタが俺に言う。
「………嫌な予感しかしないな………」
俺はそう呟いた。
「私が考える長門の服はこれよ」
俺は蓮華から服を受け取って更衣室で着替えて皆の前に出る。
「これは………兵士の服?」
明らかに、袁術軍が使用している足軽の服装だった。
「いや駄目でしょ蓮華」
「長門はいつもこれを着てるからつい………」
「……悪かったな」
俺だって好きで着てるんと違うからな。
「次は私よ」
「……………」
「な、何よその嫌そうな顔は?」
「いやぁ、ロッタのは何か分からんからな」
次はロッタらしい。
「私のは完璧よッ!!」
「………確かに完璧だがこれは王子様が着る服やろッ!!」
何で王子様の服があんの?
「これが一番カッコいいわよ」
「戦う服装でこれは無理だ」
「なら僧侶の服でも着る?」
「もっと断るわッ!!」
こいつら、服の選び方は大丈夫か?
「何をしているんですか?」
そこへ月と詠が手を上げた。
「実はな……」
俺は二人に説明をする。
「そうなんですか……」
「普通に兵士の服装で良いじゃない」
俺の説明に月は成る程と頷き、詠は興味なさそうに言う。いやそれだけは勘弁してくれ……ん、待てよ。
「此処で会ったのもあれやし月も選んでくれないか?」
「な、何で月があんたのを選ばないといけないのよッ!!」
俺の言葉に詠が反論してくる。
「え、詠ちゃん。別に私は構わないですよ」
「済まんな」
「人の話を聞けェッ!!」
無視です無視。というわけで月も参加する事になった。
「よし月、こいつらに服の何なのかを教えてやれッ!!」
「は、はぁ………」
月は冷や汗を出しつつ俺のサイズを測る。
「御主人様は………をして………」
月がブツブツと何かを言っている。何か期待出来そうだな。
「御主人様、此れを着てください」
「おぅ分かった」
俺は月から服を受け取って試着する。
「どうだこれは?」
俺は上下濃い青色の制服を着て左腰に日本刀を据えている。
そして同じ色の帽子を被っている………ってッ!!
「るろ剣の斎○一かよッ!!」
「駄目なんですか?」
「あ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ