暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another5 魂
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ある程度把握出来たはずだ。

ゼロ「行け、エックス」

エックス「分かった!!」

スパイダー「ん?」

エックスの掌に納まっている球体を見たスパイダーの目が驚愕に見開かれた。

スパイダー「あのIDは…まさか…!!?」

ゼロ「何をぼんやりしている!!」

驚愕しているスパイダーに対してゼロはセイバーで横薙ぎするが、スパイダーはそれを跳躍してかわす。

スパイダー「あのIDはあいつの…あんたは後回しだ。今はエックスを追いかけさせて貰うぜ!!」

ゼロ「やれるものならやってみろイレギュラー!!」

バスターではカウンターカードのバリアで逆にスパイダーのエネルギーにされてしまうために、ゼロは接近戦を挑む。

スパイダー「成る程、バスターが通じないから接近戦を挑むのかい。けど、甘いぜ!!」

ゼロのセイバーの斬撃をかわしながら、カードボムを放つ。
先程なら回避出来なかったが…。

ゼロ「遅過ぎて欠伸が出るな」

スパイダー「何!!?」

カードボムの連射を容易く回避したゼロにスパイダーが目を見開いた。

ゼロ「イレギュラー…いや、スパイダー。お前の実力は大した物だ。並み居るレプリロイドの中でもS級ハンタークラスに相当する桁違いの戦闘力の持ち主。そいつは認めてやろう。だが、お前はあの時ミスを犯した。あの時お前は警報が鳴った時にとどめを刺さずに去った。それにより俺のラーニングシステムでお前の動きなどを完全に把握させてしまった。」

スパイダー「成る程、噂のラーニングシステムか…想像以上に厄介な代物だな…」

ゼロ「だが、お前との戦いで得られた物はそれだけじゃない。俺の新たなハイパーモードを見せてやろう。ハイパーモード・ライズフォーム」

ゼロのアーマーが灰色に変化していく。

スパイダー「おいおい、複数のハイパーモードなんてありかよ…フォーチュンカード…ストレート!!!!」

スパイダーのカードスリットからカードボムが連射されるが、ゼロはその軌道をラーニングシステムで把握するとそれを回避。
加速器を吹かしてスパイダーに肉薄した。
ゼロナックルがスパイダーの顔面に迫るが、スパイダーは顔を逸らしてかわそうとするが、即座にゼロの手がスパイダーの首を掴む。

スパイダー「ぐっ!!?」

ゼロ「このライズフォームはラーニングシステムの解析能力を向上させる形態でな。この形態なら通常よりも敵の行動を迅速に把握出来る。このようにな」

スパイダー「くっ!!」

ゼロの腹部に蹴りを入れ、何とか離れることに成功した。
しかし、まさかラーニングシステムによる強化と、新たなハイパーモードを得ていたことにより両者の実力差はひっくり返されていた。

スパイダー「今更、エックスを追って
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