暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第70話 ジオ戦前の休息
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い事だ。彼女達を休める為に、お前が休め」

 清十郎に、諭されるとは正直思わなかった。根っからの戦闘好きだったから。と言う理由もあるだろう。

「……そう、か」
「そう、だ。休め。何度もユーリが言ってる事だが、まだまだ本番は先だ。休める時、に休む。それも仕事だ。娘達を休まさしてやれ」

 ユーリはそれを訊いて、清十郎の事を思い出していた。

「清は、確か妹がいる。……兄だと言っていたな。……なんだか納得した。随分と面倒見が良い」
「……ふ。オレは お前程ではない、と。 絶対に言えるがな。オレ自身も、この世界に来て大分変わったよ。昔のオレはそうじゃなかった。ただの野心家だった。……これは、間違いなく、お前の影響だ。こうなった責任をとれよ」
「ん。それは どう責任をとればいいんだ?」
「オレにもっと戦闘をさせろ。って事だ」
「ははは……」

 ユーリは、清十郎らしい回答を訊き一頻り笑った後、 清十郎と別れた。厚意を受け取る事を約束して。



 リックも大体は訊いていた様で、同じ気持ちだった様だ。生憎 リックの姿は目立ちすぎる為 諜報部隊には入らないから 今は全ての色を含めた部隊編成に力を注いでいる様だった。

 《バレス》《エクス》《ハウレーン》《メナド》《レイラ》《メルフェイス》《アスカ/チャカ》

 リーザス軍組が 大分頑張ってくれているからこそ、自分達が休む事が出来る。そう言う時間が出来たのだ。その御厚意に甘えさせてもらう方が良い。ユーリがそう結論するのも時間の問題だった。アスカは 少し微妙だが メルフェイスが頑張ってくれている。

「まぁ、ランスは 何も言わなくても休んでるし。……シィルちゃんは大変だけど、ランスの傍にいられる、と考えたらとりあえずOKだろう。……まぁ竜角慘は常備させた方がいいかな」

 ユーリは、軽く笑った。

 幻覚の魔法に関しては あまり 連発して不信感を与えるのも厄介なので、出来る限り間を空けたりをしているのだ。正直な所 自分がつかれてしまうから、と言う理由も大きい。 誰かを無理矢理にヤっちゃってる様な場面に遭遇したら、いつでも眠らせる準備はしているが、無い事を祈ろう、と考えていた。

 因みに ランスは金の軍の女の子達には早速手を出している様だ。自分自身の性欲を抑えきれていない、と言うより、あれだけ 魔法をしかけていると言うのに、性欲が有り余っているのが凄すぎる……。流石はランスと言った所だろう。
 
 ちゃんと休んでいる所を、それとなく カスタムの面子、特に 戦いに出たメンバー達には見せた方が良いだろう、と思いつつ 進んでいくのだった。











〜レッドの町 司令本部前〜




 参加していたメンバーは、一先ず
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