第七幕その十二
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「女の子にもてるんだよ」
「それはその通りだね。けれどダイエットはいいけれど」
「それでもだね」
「痩せ過ぎるのはよくないよ」
それはというのです。
「それはかえってね」
「身体によくないね」
「そして聞いたところによると」
この辺りは先生は実体験では知りません、それで聞いたところによるととなるのです。
「痩せ過ぎてもてないらしいよ」
「そうそう、ここの女の子達も言ってるよ」
ヌートリアさんはプールの中で泳いでいる他のヌートリアさん達を見てから言いました。そこに雌のヌートリアさん達もいるからです。
「痩せ過ぎてもスタイル悪いって」
「ガリガリだとね」
「何か弱い感じがするってね」
「そうだね、だからね」
「適度にだね」
「体格が整っているのがいいんだよ」
「だからよく食べてよく動くべきなんだね」
自分で言ったヌートリアさんでした。
「それがいいんだね」
「そしてよく寝ることもね」
「睡眠もだね」
「うん、いいんだよ」
「僕寝ることが大好きだよ」
それこそというのです。
「だから僕もよく寝ているよ」
「それもいいことだね」
「よく寝ることも必要だね」
「そういうことだよ、君は正しいよ」
よく食べてよく運動してよく寝て、というのです。
「健康的なら女の子にももてるよ」
「じゃあこのままいくね」
「うん、それでいていいよ」
「僕も女の子にもてて」
ここで、でした。ヌートリアさんは先生にこんなことを言いました。
「先生もね」
「僕は太ってるからね」
「確かに太ってるけれど先生は嫌われないよ」
「そうかな」
「だってとてもいい人だjから」
そのお人柄を見ての言葉でした。
「先生は女の人にも嫌われないよ」
「これまでもてたことは一度もないよ」
「そうかな、そうじゃないと思うけれど」
「ははは、僕は女性には縁がないよ」
「そうは思えないけれどね」
そこは疑問に思うヌートリアさんでした、そうしたお話をしてです。先生はヌートリアさんの診察もしました。そしてこの日もお家に帰ってくつろぎました。
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