第七幕その九
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「何しろ北朝鮮は世襲がない筈だからね」
「それで世襲があるってね」
「確かにおかしいね」
「それをそう言うのはね」
「おかしいよね」
「それは」
「うん、僕もそう思うから」
だからだというのです。
「お話をしていてこの人大丈夫かなとも思ったよ」
「日本のおかしなところかな」
「そうした人もいることは」
「イギリスでもおかしな人がいるけれど」
「日本もだね」
「うん、日本もね」
本当に、と言う先生でした。
「そうした人がいてその数とおかしさが違うよ」
「イギリス以上にだよね」
「そうした人が多くておかしさが酷い」
「そういうことだね」
「そのこともわかったよ」
日本に来て、というのです。先生は今は少し残念そうに言いました。
「日本にも困ったことはあってね」
「そうした人達がいることが」
「そのことがなんだ」
「しかも学校の先生や弁護士さんや労働組合の人に多いんだ」
そうしたおかしな人はというのです。
「マスコミにもね」
「何かいる場所が決まってるんだ」
「日本だとそうした人達は」
「労働組合とかにいて」
「そうしたことを言ってるんだ」
「そうなんだ、だから僕も注意しているよ」
そうした場所にいる人達にはというのです。
「特に学校の先生にはね」
「先生の同僚の人達かな」
「今はそうなるかしら」
「先生も大学教授でね」
「学校の先生になるし」
「そうだね、大学の先生にもそうした人がいて」
先生はさらに言いました。
「小学校や中学校、高校の先生はもっと酷いね」
「そんな人が多いんだね」
「あんな国がいいって言う人が」
「いるんだね」
「僕が北朝鮮の世襲はいいって聞いたのは中学校の先生からだったよ」
そのお仕事の人からだったというのです。
「公立のね」
「ふうん、公立にはなんだ」
「確か先生が務めている学校は私立?」
「そうだったかな」
「うん、私立だよ」
実際にそうだと答えた先生です。
「八条学園はね。それに八条学園は面接でその人をよく見るから」
「そうしたおかしな先生はなんだ」
「いないんだ」
「そうなの?」
「そうだよ、殆どいないよ」
公立よりもずっと少ないというのです。
「いて問題のある行動を起こしたらすぐに辞めさせられるしね」
「だといいけれどね」
「何か日本も大変だね」
「そうしたおかしな先生が多いって」
「厄介なことだね」
「どんな素晴らしい国でも厄介なことはあるよ」
それこそ日本でもというのです。
「どの国でもね」
「日本はいい人が多くて景色が奇麗で」
「豊かでね」
「食べものも美味しいけれど」
「街も賑やかで」
「いいことが凄く多いけれど」
「困った部分もあるんだ」
どんな国でもそうで
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