間章 1から2の間の物語
1から2の間の物語 二人の誕生日
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太正13年7月・・・
大神が帝国海軍に戻ってから4ヶ月が経ったある日の事・・・
大帝国劇場では、ある計画が静かに進行されていた。その計画とは?
「ほらすみれちゃんとしてよ、早くしないと二人帰ってきちゃうよ」
「わかってますわ、アイリス、まさか今日が、直哉君の誕生日だったとは、迂闊でしたわ」
「おーいすみれ、今日は直哉と、さくらの誕生日だぞ」
「わかってますわカンナさん」
そう、今日は直哉が17才、さくらが18才の誕生日である。二人はマリアに頼まれた物を買いに街まで来ていた。
「さてマリアお姉ちゃんに頼まれた物は買えたけど、これからどうするお姉ちゃん」
「そうね、どうしょうか?」
「お姉ちゃん上野公園のほうに行かない?」
「上野公園に別にいいけど」
そして、二人は、上野公園に、移動した。
「お姉ちゃん今日誕生日だよね、はいこれ受け取って」
直哉は、さくらにプレゼントを渡した。
「直哉君開けても良い?」
「うんいいよ、お姉ちゃん」
さくらは、直哉から貰ったプレゼントを、開けるとその中に入ってたのは、指輪だった。
「直哉君この指輪どうしたの?」
「うんさくらお姉ちゃんのために、準備したんだ。僕今年17才で、まだ正式に、お姉ちゃんと結婚できないから」
「直哉君ありがとう」
さくらは、直哉を強く抱きしめた。
「ちょっお姉ちゃん痛いよ」
「あ、ごめんね直哉君。さて帝劇に戻りましょうか?」
「うんそうだね」
「さて直哉君を驚かす準備は出来たのかしらね?」
「どうしたの?さくらお姉ちゃん」
直哉が、さくらに聞く。
「ううん何でもないよ、直哉君」
さくらは、直哉に聞かれ咄嗟に答えた。
「ふーんそう言えば、大神さん今頃どうしてるのかな?」
「直哉君、大神さんに会いたいの?」
「別に、そういうことじゃないけど、最近護法リングを通して見る未来が見れない事が多いんだ」
「え、それはどういうこと、直哉君?」
「うん多分これは推測だけど,暫くはこの平和が続くと思ってるよ僕はね、それに僕は、お姉ちゃんと一緒なら何も怖くない」
「直哉君」
そして二人は、帝劇に戻ると、マリアに会い、マリアから楽屋に来るようにと言われ行くと、突然クラッカーが鳴った。
「「「「「直哉君お誕生日おめでとう」」」」」」
「皆今日はさくらお姉ちゃんの誕生日だけど?」
ナオヤがそう言うが、さくらが直哉に言った。
「いえ今日は、私の誕生日と直哉君の誕生日でもあるのよ」
「ええーーーどうして?」
直哉は、さくらの発言に驚いた。
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