暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another4 セントラルタワー
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いた。
映し出されたのはラグラノ廃墟での記録だ。

『繰り返します。不法侵入者です。該当するレプリロイドを見かけた者は、速やかに通報、または…』

エックス達はアナウンスを聞き終える前に、駆け出した。

ゼロ「リベリオンか…」

表情を険しくし、歯軋りするゼロに対してエックスも頷きながら駆け抜ける。
総督府がリベリオンに占領されてしまった今、エックス達を指名手配するのもリベリオンの思うのままに出来る。
エックス達は自分達の指名手配が完全に終わる前にこの場を去った。










































まずは、セントラルタワーを解放すべきだとエックス達は考えた。
今の状況では行動を起こそうにも、思うようには動けないだろう。
長い通路を抜けると広い場所に出た。

エックスとゼロは向こうにある扉を発見し、そちらに行こうと足を動かした時。

「待ちな」

声に反応して振り返るが、そこにいたのはガラの悪そうなレプリロイドだ。
エネルギー反応からして、一般レプリロイドだ。

「お前、エックスとゼロだろう?さっきニュースで言ってた。」

ガラの悪そうなレプリロイドに対してゼロは無視を決め込み、エックスは騒ぎを起こしたくないため、そのまま進もうとしたが。

「悪いが通報させてもらった」

ゼロ「何?」

エックス「貴様、リベリオンの!!?」

「イプシロンの仲間ってわけじゃないが、お前達も同じレプリロイドなら、我々の独立を勝ち取ろうという考えに…」

ゼロ「ふざけるな!!イレギュラーの理想など斬って捨てるまでだ!!」

リベリオンに協力するイレギュラーを両断せんとばかりにセイバーを構えたゼロだったが。

ソニア[危ない!!]

ゼロ「!!?」

「ぎゃあああああ!!?」

ソニアがゼロを咄嗟に引っ張ったことで、ゼロは真上から降ってきた爆発物に巻き込まれないで済んだ。
レプリロイドの残骸が辺りに散らばる。

エックス「誰だ!!?」

真上を見上げると、1体のレプリロイドがこちらを見下ろしていた。

「助けたなんて考えないでくれよ。」

飛び降り、エックス達から少し離れた場所へ軽やかに着地する。
黒い帽子に燕尾服のようなアーマーを纏った端整な顔の青年。
紫の髪と、僅かに見える真紅の瞳は、謎を秘めた綺麗な色を湛えている。
エックスとゼロは気配を感じられなかったこともあり、既にバスターとセイバーを構えていた。

「おっと、俺はリベリオンでもイレギュラーでもないぜ?あんたらの首を持ってけば、リベリオンが高く買ってくれそうだからな。特にサイ
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